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CData JDBC ドライバを使ってDenodo Virtual DataPort Administrator でGoogle Cloud Storage のデータ の仮想データソースを作成します。
最終更新日:2022-02-28
この記事で実現できるGoogle Cloud Storage 連携のシナリオ
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
Denodo Platform は、エンタープライズデータベースのデータを一元管理するデータ仮想化製品です。CData JDBC Driver for GoogleCloudStorage と組み合わせると、Denodo ユーザーはリアルタイムGoogle Cloud Storage のデータと他のエンタープライズデータソースを連携できるようになります。この記事では、Denodo Virtual DataPort Administrator でGoogle Cloud Storage の仮想データソースを作成する手順を紹介します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムGoogle Cloud Storage のデータを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。Google Cloud Storage にSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をGoogle Cloud Storage に直接渡し、サポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってGoogle Cloud Storage のデータを操作および分析できます。
Google Cloud Storage Virtual Port を作成
Denodo からリアルタイムGoogle Cloud Storage のデータに接続するには、JDBC Driver のJAR ファイルをDenodo の外部ライブラリディレクトリにコピーし、Virtual DataPort Administration Tool から新しいJDBC データソースを作成する必要があります。
- CData JDBC Driver for GoogleCloudStorage インストーラーをダウンロードしてパッケージを展開し、JAR ファイルを実行してドライバーをインストールします。
- JAR ファイル(およびライセンスファイルがある場合はそれも)をインストール先(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for GoogleCloudStorage\lib\)からDenodo 外部ライブラリディレクトリ(C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-googlecloudstorage-19)にコピーします。
- Denodo Virtual DataPort Administration Tool を開き、Server Explorer タブに移動します。
- 「admin」を右クリックし、「New」->「Data source」->「JDBC」を選択します。
- JCBC Connection を設定します。
- Name:任意の名前(例:googlecloudstorage)
- Database adapter:Generic
- Driver class path:C:\Denodo\Denodo Platform\lib-external\jdbc-drivers\cdata-googlecloudstorage-19
- Driver class:cdata.jdbc.googlecloudstorage.GoogleCloudStorageDriver
Database URI:必要な接続プロパティを使用してJDBC のURL に設定。例えば次のようになります。
jdbc:googlecloudstorage:ProjectId='project1';InitiateOAuth=GETANDREFRESH
Database URI の作成については以下を参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成の補助として、Google Cloud Storage JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.googlecloudstorage.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
ユーザーアカウントでの認証
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定することなく接続できます。InitiateOAuth をGETANDREFRESH に設定したら、接続の準備が完了です。
接続すると、Google Cloud Storage OAuth エンドポイントがデフォルトブラウザで開きます。ログインして権限を付与すると、OAuth プロセスが完了します。
サービスアカウントでの認証
サービスアカウントには、ブラウザでユーザー認証を行わないサイレント認証があります。サービスアカウントを使用して、企業全体のアクセススコープを委任することもできます。
このフローでは、OAuth アプリケーションを作成する必要があります。詳しくは、ヘルプドキュメントを参照してください。以下の接続プロパティを設定したら、接続の準備が完了です:
- InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定。
- OAuthJWTCertType: PFXFILE に設定。
- OAuthJWTCert: 生成した.p12 ファイルへのパスに設定。
- OAuthJWTCertPassword: .p12 ファイルのパスワードに設定。
- OAuthJWTCertSubject: 証明書ストアの最初の証明書が選ばれるように"*" に設定。
- OAuthJWTIssuer: 「サービスアカウント」セクションで「サービスアカウントの管理」をクリックし、このフィールドをサービスアカウントID フィールドに表示されているE メールアドレスに設定。
- OAuthJWTSubject: サブジェクトタイプが"enterprise" に設定されている場合はエンタープライズID に設定し、"user" に設定されている場合はアプリユーザーID に設定。
- ProjectId: 接続するプロジェクトのID に設定。
これで、サービスアカウントのOAuth フローが完了します。
- 「接続テスト」をクリックして設定を確認し、「保存」をクリックします。
Virtual DataPort Administration Tool でGoogle Cloud Storage のデータを表示
データソースを作成したら、Denodo Platform で使用するGoogle Cloud Storage のデータの基本ビューを作成できます。
- 新しく作成したVirtualPort(admin.GoogleCloudStorage)で「Create base view」をクリックします。
- オブジェクトツリーを展開し、インポートしたいオブジェクト(テーブル)を選択します。
- 「Create selected」をクリックしてGoogle Cloud Storage のデータのビューを作成します。
オプション:「Create associations from foreign keys」をクリックして、オブジェクト間の関係を定義します。 - ビューを作成した状態で、Server Explorer のテーブル(cdata_googlecloudstorage_buckets)に移動し、選択したテーブルをダブルクリックします。
- 新しいタブで「Execution panel」をクリックしてクエリパネルを開きます。
- 「Execute」タブでクエリをカスタマイズするか、デフォルトを使用します。
SELECT * FROM cdata_googlecloudstorage_buckets CONTEXT ('i18n'='us_est', 'cache_wait_for_load'='true')
- 「Execute」をクリックすると、データが表示されます。
基本ビューを作成すると、Denodo Platform の他のデータソースと同様にリアルタイムGoogle Cloud Storage のデータを操作できるようになります。例えば、Denodo Data Catalog でGoogle Cloud Storage にクエリを実行できます。
CData JDBC Driver for GoogleCloudStorage の30日の無償評価版をダウンロードして、Denodo Platform でリアルタイムGoogle Cloud Storage のデータの操作をはじめましょう!ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。