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CData Connect

IBM Cloud Object Storage に接続されたNintex ワークフローの作成

CData Connect Server を使用してNintex Workflow Cloud からIBM Cloud Object Storage に接続し、リアルタイムIBM Cloud Object Storage データを使用してカスタムワークフローを構築します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-04-17

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Nintex Workflow Cloud は、コードを記述せずにドラッグアンドドロップを使用して単純・複雑なプロセスを自動化するワークフローを設計できる、ベースのプラットフォームです。CData Connect Server と組み合わせると、ビジネスアプリケーション用のIBM Cloud Object Storage データにアクセスできます。この記事では、Connect Server でIBM Cloud Object Storage の仮想データベースを作成し、Nintex でIBM Cloud Object Storage データから簡単なワークフローを構築する方法を説明します。

CData Connect Server は、IBM Cloud Object Storage に純粋なMySQL インターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくNintex Workflow Cloud のリアルタイムIBM Cloud Object Storage データからワークフローを作成できるようにします。Nintex では、SQL クエリを使用してデータに直接アクセスできます。CData Connect Server は、最適化されたデータ処理を使用してサポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をIBM Cloud Object Storage に直接プッシュし、サーバーサイドの処理を利用して、要求されたIBM Cloud Object Storage データを素早く返します。

IBM Cloud Object Storage データの仮想MySQL データベースを作成

CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。

  1. Connect Server にログインし、「CONNECTIONS」をクリックします。 データベースを追加
  2. [Available Data Sources]から[IBM Cloud Object Storage]を選択します。
  3. 必要な認証プロパティを入力し、IBM Cloud Object Storage に接続します。

    Cloud Object Storage 接続プロパティの取得・設定方法

    Cloud Object Storage に接続する前に、Cloud Object Storage インスタンスを登録してCloud Object Storage API キーとCRN を取得していきます。

    Cloud Object Storage の新規インスタンスの登録

    IBM Cloud アカウントにCloud Object Storage がまだない場合は、以下の手順に従ってアカウントにSQL Query のインスタンスをインストールできます。

    1. IBM Cloud アカウントにログインします。
    2. Cloud Object Storage ページに移動して、インスタンス名を指定して「作成」をクリックします。Cloud Object Storage の新規インスタンスにリダイレクトされます。

    API キー

    API キーは以下の手順で取得できます。

    1. まずは、IBM Cloud アカウントにログインします。
    2. API キーページに移動します。
    3. 中央右隅のIBM Cloud APIキーの作成 をクリックして、新しいAPI キーを作成します。
    4. ポップアップウィンドウが表示されたら、API キーの名前を指定して作成をクリックします。ダッシュボードからはアクセスできなくなるため、API Key を控えておきましょう。

    Cloud Object Storage CRN

    デフォルトでは、CData 製品はCloud Object Storage CRN を自動で取得します。ただし、複数のアカウントがある場合は、CloudObjectStorageCRN を明示的に指定する必要があります。この値は、次の2つの方法で取得できます。

    • Services ビューをクエリする。これにより、IBM Cloud Object Storage インスタンスとそれぞれのCRN がリストされます。
    • IBM Cloud で直接CRN を見つける。これを行うには、IBM Cloud のダッシュボードに移動します。リソースリストで、ストレージからCloud Object Storage リソースを選択してCRN を取得します。

    IBM Cloud Object Storage への接続

    これで準備は完了です。以下の接続プロパティを設定してください。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESH に設定。InitiateOAuth を使うと、OAuth 認証を繰り返す必要がなく、さらに自動でアクセストークンを設定できます。
    • ApiKey:セットアップ中に控えたAPI キーを指定。
    • CloudObjectStorageCRN(オプション):控えておいたCloud Object Storage のCRN に設定。Cloud Object Storage アカウントが複数ある場合のみ設定する必要があります。

    プロパティを設定したら、これで接続設定は完了です。

    Configuring a connection (Salesforce is shown).
  4. Test Database ]をクリックします。
  5. [Permission]->[ Add]とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。

仮想データベースが作成されたら、Nintex からIBM Cloud Object Storage に接続することができます。

Nintex からIBM Cloud Object Storage への接続

以下のステップは、Nintex からIBM Cloud Object Storage CData Connect Server にアクセスするための新しい接続を作成し、新しいIBM Cloud Object Storage データソースを作成する方法の概要です。

  1. Nintex Workflow Cloud にログインします。
  2. Connections タブで「Add new」をクリックします。
  3. コネクタとして「Microsoft SQL Server」を選択し、「Connect」をクリックします。 SQL Server コネクションを追加
  4. SQL Server の接続ウィザードで以下のプロパティを設定します。
    • Connection Name:接続の名称(例えば、 CData Connect Server IBM Cloud Object Storage Connection)。
    • Username:Connect Server のユーザー名。
    • Password:Connect Server のパスワード。
    • Database Host:接続するCData Connect Serverインスタンス、例:CONNECT_SERVER_URL:1433
    • Database Name:IBM Cloud Object Storage 接続(例:IBMCloudObjectStorage1)
    Connect Server への接続を構成
  5. 「Connect」をクリックします。
  6. 接続権限を構成し、「Save permissions」をクリックします。 権限を設定してコネクションを保存

単純なIBM Cloud Object Storage ワークフローを作成する

CData Connect Server への接続が構成され、IBM Cloud Object Storage にアクセスする単純なワークフローを作成する準備ができました。まずは、「Create workflow」ボタンをクリックします。

開始イベントアクションを構成する

  1. 開始イベントタスクをクリックし、「Form」イベントを選択します。
  2. 「Design form」をクリックします。
  3. 「Text - Long」エレメントをForm にドラッグし、エレメントをクリックして設定します。
    • 「Title」を「Enter SQL query」に設定します。
    • 「Required」をtrue に設定します。
  4. 「Text - Short」エレメントを「Form」にドラッグし、エレメントをクリックして構成します。
    • 「Title」を「Enter desired result column」に設定します。
    • 「Required」をtrue に設定します。
Start イベントフォームを作成

「Execute a Query」アクションを構成する

  1. 「Start event: Form」アクションのあとに「Execute a query」アクションを追加し、クリックしてアクションを構成します。
  2. 「Start event」アクションから「SQL Script」を「Enter SQL Query」変数に設定します。
  3. 「Start event」アクションから「Column to retrieve」を「Enter desired result column」変数に設定します。
  4. 「Retrieved column」を新しい変数に設定します。(例:「values」)
SQL Server クエリアクションを設定

「Send an Email」アクションを構成する

  1. 「Execute a query」アクションののち、「Send an email」アクションを追加し、クリックしてアクションを構成します。
  2. 「Recipient email address」を設定します。
  3. 「Subject」を設定します。
  4. 「Message body」を取得したカラム用に作成された変数に設定します。
E メールアクションを設定

アクションを設定したら、「Save」をクリックしてワークフローに名前を付け、もう一度「Save」をクリックします。これで、SQL を使用してIBM Cloud Object Storage をクエリし、結果をメールで送信する簡単なワークフローができました。

アプリケーションから直接250+ SaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへSQL データアクセスすることについての詳細は、CData Connect Server ページを参照してください。ご不明な点があれば、無料トライアルにサインアップしてサポートチームにお問い合わせください。

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