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Kintone JDBC ドライバーをOBIEE にデプロイし、企業全体にリアルタイムのレポートを提供します。
最終更新日:2022-05-27
この記事で実現できるKintone 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData JDBC Driver for Kintone は、Kintone へのリアルタイムアクセスをJava ベースのレポートサーバーに統合できる標準のデータベースドライバーです。この記事では、ドライバーをOracle Business Intelligence Enterprise Edition (OBIEE) にデプロイし、変更を反映するKintone に関する方法を示します。
JDBC ドライバーをデプロイ
以下のステップに従って、WebLogic のクラスパスにJDBC ドライバーを追加します。
WebLogic 12.2.1 の場合、ドライバーJAR と.lic ファイルをORACLE_HOME\user_projects\domains\MY_DOMAIN\lib のようにDOMAIN_HOME\lib に配置します。これらのファイルは、起動時にサーバーのクラスパスに追加されます。
ドライバーをクラスパスに手動で追加することもできます。これは、以前のバージョンで必要です。setDomainEnv.cmd (Windows) または setDomainEnv.sh (Unix) のPRE_CLASSPATH の前に以下を追加します。このスクリプトは、そのドメインのフォルダーのbin サブフォルダーにあります。例:ORACLE_HOME\user_projects\domains\MY_DOMAIN\bin.
set PRE_CLASSPATH=your-installation-directory\lib\cdata.jdbc.kintone.jar;%PRE_CLASSPATH%
DOMAIN_HOME\bitools\bin でstop コマンドとstart コマンドを実行するなど、すべてのサーバーを再起動します。
JDBC Data Source for Kintone の作成
JDBC ドライバーをデプロイした後、BI Publisher からJDBC データソースを作成できます。
- BI Publisher にURL http://localhost:9502/analytics でログインし、[Administration]->[Manage BI Publisher]とクリックします。
- [JDBC Connection]->[Add Data Source]と進みます。
- 以下の情報を入力します。
- Data Source Name:ユーザーが接続を作成する名前をレポートに入力します。
- Driver Type:SELECTOther.
- Database DriverClass:ドライバークラスに cdata.jdbc.kintone.KintoneDriver を入力します。
- Connection String:JDBC URL を入力します。
Kintone 接続プロパティの取得・設定方法
Kintone に接続するには、以下の接続プロパティを設定してください。
- Url:Kintone へのアクセスURL。例えば、https://yoursitename.cybozu.com またはhttps://yoursitename.kintone.com
- User:アカウントのユーザー名
- Password:アカウントのパスワード
Basic 認証を利用する
ご利用のKintone ドメインでBasic 認証の機能を設定している場合は、接続プロパティの「詳細」設定からBasicAuthUser およびBasicAuthPassword を追加で指定してください。
クライアントSSL を利用する
Basic 認証の代わりにクライアント証明書を使った認証を利用する場合は、SSLClientCert、SSLClientCertType、SSLClientCertSubject、 およびSSLClientCertPassword を指定ください。
ビルトイン接続文字列デザイナ
JDBC URL の構成については、Kintone JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.kintone.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を構成する際に、Max Rows プロパティを定めることも可能です。これによって戻される行数を制限するため、可視化・レポートのデザイン設計時のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
以下は一般的なJDBC URL です。
jdbc:kintone:User=myuseraccount;Password=mypassword;URL=http://subdomain.domain.com;
- Username:ユーザー名。
- Password:パスワード。
- [Security]セクションで、許可されているユーザーロールを選択します。
リアルタイムのKintone レポートを作成
リアルタイムのKintone に基づいてレポートと分析を作成できるようになります。以下のステップに従って、標準のレポートウィザードを使用してKintone への変更を反映するインタラクティブなレポートを作成します。
- グローバルヘッダーで、[New]->[Data Model]をクリックします。
- Diagram タブでメニューからSQL クエリを選択します。
- クエリの名前を入力し、[Data Source]メニューで、作成したKintone JDBC データを選択します。
- 標準のSQL を選択し、以下のようなクエリを入力します。
SELECT Name, Description FROM Apps
- [View Data]をクリックし、レポートの作成に使用するサンプルデータを生成します。
- サンプルデータに含める行数を選択し、[View]をクリックして[Save As Sample Data]をクリックします。
- [Create Report]->[Use Data Model]とクリックします。
- [Guide Me]を選択し、[Select Layout]ページで含めるレポートオブジェクトを選択します。この例では、[Chart]と[Table]を選択します。
- Description のような数値列をy 軸の[Drop Value Here]ボックスにドロップします。Name のようなディメンション列をx 軸の[Drop Label Here]ボックスにドロップします。
- [Refresh]をクリックしてKintone への変更を取得します。