こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
Power BI を使えば会社のデータを美しいビジュアルに変換して収集および整理することができるため、重要なことだけに集中できます。CData Connect Serverと組み合わせることで、ビジュアライゼーションやダッシュボードなどのためにLDAP のデータを使用できます。この記事では、CData Connect Server を使用してLDAP のOData フィードを生成し、LDAP のデータをPower BI にインポートして、LDAP のデータを使ったレポートをPower BI サービスで作成する方法について説明します。
注意:Connect Server のオンプレミスデータゲートウェイとSQL インターフェースを使って(データをインポートする代わりに)リアルタイムでLDAP のデータに接続することもできます。詳細については、関連するKnowledge Base の記事を参照してください。
LDAP のデータの仮想SQL データベースを作成
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server にログインし、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「LDAP」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、LDAP に接続します。
リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob
F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。
CData 製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、CData 製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。
TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
- FollowReferrals:設定すると、CData 製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
- LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、CData 製品はversion 2 を使用します。
- BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain"
の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
- Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。
- 「 Test Database」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。
Power BI からConnect Server に接続
Power BI サービスにLDAP のデータをインポートしてビジュアライズするには、Connect Server API ユーザーを追加してConnect Server にLDAP OData エンドポイントを追加し、Power BI Desktop からサービスにデータセットを作成して公開します。
Connect Server ユーザーの追加
Power BI からConnect Server を介してLDAP に接続するユーザーを作成します。
- [Users]->[ Add]とクリックします。
- ユーザーを構成します。
- [Save Changes]をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。
- 「Database」をクリックし、LDAP 仮想データベースを選択します。
- 「Permission」タブで、新規作成した(少なくともSELECT 権限を持つ)ユーザーを追加して「Save Changes」をクリックします。
Connect Server にLDAP OData エンドポイントを追加
LDAP に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- [OData]->[Tables]->[Add Tables]とクリックします。
- LDAP のデータベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、[Next]をクリックします。
- (オプション)テーブルの定義を編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
Power BI デスクトップからデータセットを公開
Connect Server にOData エンドポイントを追加すると、OData 接続を使用してPower BI デスクトップにデータセットを作成し、そのデータセットをPower BI サービスに公開できます。
- Power BIを開いて「Get Data」->「More」とクリックし、OData フィードを選択して「Connect」をクリックします。
- URL をConnect Server インスタンスのBase URL(例: CONNECT_SERVER_URL/api.rsc)に設定し、「OK」をクリックします。
- User name とPassword を上記のユーザー名と認証トークンに設定します。
- 設定を適用するレベルとして、フルのBase URL(CONNECT_SERVER_URL/api.rsc)を選択します。
- 「Navigator」ダイアログでテーブルを選択し、ビジュアライズします。
- 「Load」をクリックしてPower BI にデータをプルします。
- 「Relationships」タブで選択したエンティティ間の関係性を定義します。
- 「Home」メニューから「Publish」をクリックして「Workspace」を選択します。
Power BI Service のLDAP のデータでレポートとダッシュボードを作成
Power BI サービスにデータセットを公開したので、公開されたデータを使って新しいレポートとダッシュボードを作成できます。
- PowerBI.com にログインします。
- 「Workspaces」をクリックし、ワークスペースを選択します。
- 「Create」をクリックし、「Report」を選択します。
- レポートに使用する公開済みデータセットを選択します。
- フィールドとビジュアライゼーションを選択してレポートを追加します。
アプリケーションからLDAP のデータへSQL でアクセス
Power BI サービスからリアルタイムLDAP のデータへの直接接続ができるようになりました。これで、LDAP を複製することなく多くのデータソースや新しいビジュアライゼーション、レポートを作成することができます。
アプリケーションから直接250+ SaaS 、Big Data 、NoSQL ソースへのSQL データアクセスを取得するには、CData Connect Server を参照してください。