LDAP データにSQL を使ってAnypoint からデータ連携
LDAP のJSON エンドポイントを作成するために、HTTP やSQL をCData Mule Connector とともに使用するシンプルなMule アプリケーションを作成します。
杉本和也
リードエンジニア
最終更新日:2023-10-03
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
CData Mule Connector for LDAP は、LDAP をMule アプリケーションから標準SQL でのread 、write。update、およびdelete 機能を可能にします。コネクタを使うことで、Mule アプリケーションでLDAP のバックアップ、変換、レポートおよび分析を簡単に行えます。
この記事では、Mule プロジェクト内のCData Mule Connector for LDAP を使用してLDAP 用のWeb インターフェースを作成する方法を説明します。作成されたアプリケーションを使用すると、HTTP リクエストを使用してLDAP をリクエストし、結果をJSON として返すことができます。以下のアウトラインと同じ手順を、CData Mule Connector で使用し、250+ の使用可能なWeb インターフェースを作成できます。
- Anypoint Studio で新しいMule プロジェクトを作成します。
- [Message Flow]にHTTP Connector を追加します。
- HTTP Connector のアドレスを設定します。
- CData LDAP Connector をHTTP Connector の後に、同じフロー内に追加します。
- 新しい接続を作成または既存の接続を編集し、LDAP に接続するようにプロパティを構成します。(以下を参照)接続が構成されたら、[Test Connection]をクリックしてLDAP への接続を確認します。
リクエストを認証するには、User およびPassword プロパティを有効なLDAP クレデンシャル(例えば、User を"Domain\BobF" または"cn=Bob
F,ou=Employees,dc=Domain")に設定します。
CData 製品は、デフォルトでプレーンテキスト認証を使用します。これは、CData 製品がサーバーとTLS/SSL のネゴシエーションを試みるためです。 AuthMechanism を使って別の認証方法を指定できます。
TLS/SSL コンフィギュレーションについて詳しくは、ヘルプドキュメントの「高度な設定」を参照してください。
基本接続には、Server およびPort を設定します。さらに、次のように接続を微調整できます。
- FollowReferrals:設定すると、CData 製品は参照サーバーのデータもビューとして表示します。参照サーバー上のデータを変更するには、このサーバーをServer およびPort で指定する必要があります。
- LDAPVersion:サーバーが実装するプロトコルのバージョンに設定します。デフォルトでは、CData 製品はversion 2 を使用します。
- BaseDN は、LDAP 検索の範囲を指定された識別名の高さに限定します。BaseDN の範囲を絞ることはパフォーマンスを劇的に向上させます。例えば、"cn=users,dc=domain"
の値は、"cn=users" およびその子に含まれる結果のみを返します。
- Scope:このプロパティを使用すると、サブツリーから返されるデータをより細かく制御できます。
- CData LDAP Connector を構成します。
- [Operation]を[Select with Streaming]に設定します。
- [Query type]を[Dynamic]に設定します。
- SQL クエリをSELECT * FROM #[message.inboundProperties.'http.query.params'.get('table')] に設定してURL パラメータtable を解析し、SELECT クエリのターゲットとして使用します。他の潜在的なURL パラメータを参照することにより、クエリをさらにカスタマイズできます。
- [Transform Message Component]をフローに追加します。
- 入力から出力のMap にPayload をマッピングします。
- Payload をJSON に変換するには、Output スクリプトを以下のように設定します。
%dw 1.0
%output application/json
---
payload
- LDAP を表示するには、HTTP Connector 用に構成したアドレス(デフォルトではlocalhost:8081) に移動し、table のURL parameter はhttp://localhost:8081?table=User としてテーブル名を渡します。
User データは、Web ブラウザおよびJSON エンドポイントを使用できるその他のツールでJSON として使用できます。
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