Crystal Reports でNeo4J データに連携して帳票を作成

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

Crystal Reports には、JDBC 標準向けのサポートが組み込まれています。この記事では、Neo4J の機能を持つ帳票を作成するレポート作成ウィザードの使い方を説明します。

Neo4J JDBC Driver のインストール

CData JDBC Driver for Neo4j を、ドライバーのJAR をCrystal Reports のクラスパスに含めてインストール：DataDriverCommonElement の下のClassPath element のパスに、 .jar を含むファイルのフルパスを追加します。

CRConfig.xml は通常C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java に配置されます。— パスはインストールによって若干異なる場合があります。ドライバーのJAR はインストールディレクトリの［lib］サブフォルダ内にあります。

ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。

Neo4J データに接続

下記の手順に従って、レポート作成ウィザードを使ってNeo4J 接続を作成します。

1. 新しい空の帳票で、［Create New Connection］>［JDBC (JNDI)］をクリックします。

2. ウィザードでJDBC 接続URL を選択します。

   jdbc:neo4j:Server=localhost;Port=7474;User=my_user;Password=my_password;

3. ドライバーのクラス名を設定：

   cdata.jdbc.neo4j.Neo4jDriver

   Neo4j に接続するには、次の接続プロパティを設定します。

   • Server：Neo4j インスタンスをホスティングしているサーバー。
   • Port：Neo4j サービスが稼働しているポート。プロバイダーは、デフォルトでHTTP (7474) ポートに接続します。
   • User：Neo4j インスタンスを使用しているユーザーのユーザー名。
   • Password：Neo4j インスタンスを使用しているユーザーのパスワード。
   • Database：Neo4j インスタンスで対象とするデータベース。デフォルトは"neo4j" です。

帳票をデザイン

JDBC 接続をNeo4J に追加したら、レポート作成ウィザードを使ってNeo4J を帳票に追加できます。

1. 帳票に必要なテーブルやフィールドを選択して、データソースを設定します。この例では、ProductCategory テーブルのCategoryId およびCategoryName カラムを使います。

2. チャートの種類を設定 ウィザードを完了すると、Crystal Reports はNeo4J データ に実行されるSQL クエリをビルドします。ドライバーは、ライブNeo4J データ に対してクエリを実行します。

3. 必要に応じて、ほかのフィルタや帳票テンプレートを設定します。

4. データのインポートが終わったら、データをサマライズもしくはソートするチャートやレポートオブジェクトを作成できます。［Insert］>［Chart］をクリックして、チャートエキスパートを開きます。Total CategoryName by CategoryId を表すグラフを作成するには、CategoryId を［On Change Of］メニューセレクションの下のボックスに追加してからCategoryName を［Show Values］の下のボックスに追加します。

完成した帳票をプレビューして、チャートにデータが入っていることを確認します。Null 値を取り除きたい場合は、SelectionFormula を使います。