こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
Choreo は、ローコードおよびクラウドネイティブなSaaS 開発のための多機能かつ包括的なプラットフォームです。
開発者は、高度なコーディングスキルがなくても、Choreo のローコード環境を利用することで簡単にアプリケーションを構築することができます。
さらにCData Connect Cloud と連携することで、アプリケーションにOData のデータへのクラウドベースのアクセスを即座に追加できます。
この記事では、Connect Cloud からOData に接続し、Choreo からリアルタイムOData のデータにアクセスするアプリケーションを作成する方法を紹介します。
CData Connect Cloud は、OData にクラウドベースのインターフェースを提供し、ネイティブにサポートされているデータベースにデータを複製することなくChoreo でリアルタイムOData のデータを使用するアプリケーションを構築できるようにします。
CData Connect Cloud は最適化されたデータ処理により、サポートされているすべてのSQL 操作(フィルタ、JOIN など)をOData に直接発行し、サーバー側の処理を利用して要求されたOData のデータを高速で返します。
Connect Cloud アカウントの取得
以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。
OData とのデータ連携について
CData は、リアルタイムOData サービスデータへのアクセスと連携を容易にします。CData のコネクティビティを活用することで、以下のことが可能になります。
- OData バージョン2.0、3.0、4.0 にアクセスすることで、レガシーサービスと最新の機能や性能を活用できます。
- $filter、$select、$expand などの高度なクエリオプションを活用することで、サードパーティツールからのデータ取得を強化します。
- 集計とグループ化をサーバーサイドで実行することで、データ転送を最小限に抑え、パフォーマンスを向上させます。
- Azure AD、Digest、Negotiate、NTLM、OAuth など、さまざまなスキームを使用して安全に認証することで、あらゆる接続での安全な認証を実現します。
- SQL ストアドプロシージャを使用してOData サービスエンティティの管理(エンティティ間の関連付けのリスト、作成、削除)を行います。
CData のソリューションを活用して、OData サービスをPower BI、MicroStrategy、Tableau などの好みのツールに定期的に連携したり、OData サービスからデータベースやデータウェアハウスにデータをレプリケートしたりすることができます。
Connect Cloud からOData への接続
CData Connect Cloud を使うと、直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続できます。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルで「OData」を選択します。
-
必要な認証プロパティを入力し、OData に接続します。
OData への接続
OData に接続するには、Url を有効なOData サービスルートURI に設定する必要があります。 OData サービスにルートドキュメントがない場合、テーブルとして公開したい特定のエンティティをFeedURL に指定してください。
OData への認証
OData は、以下を経由する認証をサポートします。
- HTTP
- Kerberos
- SharePoint Online
- OAuth
- Azure AD
HTTP 認証スキーム
HTTP で認証する場合は、次の表に従ってAuthScheme を設定します。
Scheme | AuthScheme | その他の設定 |
None | None | 認証を必要としない場合に使用。 |
Basic | Basic | User、Password |
NTLM | NTLM | User、Password |
Digest(サポートされている場合) | Digest | User、Password |
その他の認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
- Create & Test をクリックします。
- Add OData Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンの取得
OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用する個人用アクセストークン(PAT)を作成できます。
きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページでPersonal Access Token セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
- PAT の名前を入力して Create をクリックします。
- 個人用アクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
接続の設定が完了したら、Choreo からOData のデータに接続できるようになります。
Choreo からOData への接続
以下のステップでは、Choreo からCData Connect Cloud に接続し、リアルタイムOData のデータにアクセスできる新しいアプリケーションを作成する方法を紹介します。
コンストラクトを作成する
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Choreo プラットフォームにサインインします。Note:この記事は、Anonymously を選択した場合について説明しています。
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左サイドバーからComponents を選択し、+Create をクリックします。次に、Manual Trigger を選択し、続けてStart from scratch を選択します。
-
マニュアルトリガーのName とDescription を入力し、Create をクリックします。
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トリガーが作成されたら、Edit Code をクリックします。
-
Ballerina Low-Code IDE が表示されます。Choreo は、ローコードダイアグラムビューでコンストラクトを自動生成します。
このコンストラクトをハイライトしてゴミ箱アイコンをクリックし、削除します。
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画面上部の + アイコンをクリックし、右サイドのAdd Constructs ツールバーにあるMain を選択します。
続けてFunction Configuration フォームでSave をクリックします。
CData Connect Cloud コネクタを追加する
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楕円形のSTART とEND の間にある + アイコンをクリックして、Connector をクリックします。
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右サイドバーのConnectors で「CData」を検索します。CData Connect をクリックしてConnector 設定ペインを開きます。
-
Connector 設定ペインで、構成の設定を入力します。
- 使用するEndpoint Name を入力します。例では「connectEndpoint」を使用しています。
- User フィールドに、CData Connect Cloud ユーザーのE メールアドレスを引用符で囲んで入力します(例:"[email protected]")。
- Password フィールドに、前述の生成されたPAT を引用符で囲んで入力します(例:"SampleToken")。
- Save をクリックすると、CData Connect Cloud のロゴがついたローコードエディタが表示されます。
クエリのアクションを追加する
- new とend の間の + アイコンをクリックし、Action を選択して既存のコネクタエンドポイントを選択します。
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connector Operation クエリを選択します。右側にAction ペインが表示されます。
- OData のデータを取得するためのSQL クエリを、query のsqlQuery パラメータとして入力します。次に例を示します。
SELECT * FROM OData1.OData.Orders LIMIT 10
-
クエリを入力する際、カタログにConnection Name を、スキーマにData Source Name を必ず指定してください。例えば、OData1.OData です。
-
これらのパラメータはCData Connect Cloud ダッシュボードのConnections ページに表示されます。
OData のデータを反復処理する
- コードエディタの右上にあるShow Source アイコンをクリックします。
- ballerina/io ライブラリをインポートするimport 文を追加します。
import ballerina/io;
- 次に、SQL クエリの結果を繰り返し処理するために、query アクションの後にfrom 文を追加します。
check from record{} result in resultStream
do {
io:println("Full Orders details: ", result);
};
- コンストラクトのコードは次のようになります。
import ballerinax/cdata.connect;
import ballerinax/cdata.connect.driver as _;
import ballerina/io;
public function main() returns error? {
connect:Client connectEp = check new (user = "connect_cloud_username", password="connect_cloud_pat");
stream<record {}, error=""?> resultStream =
connectEp->query(sqlQuery = `SELECT * FROM OData1.OData.Orders LIMIT 10`);
check from record{} result in resultStream
do {
io:println("Full Orders details: ", result);
};
}
- Save をクリックしてアクションを保存します。次のようなダイアグラムになります。
プログラムをデプロイする
必要とするアクションをすべてプログラムに追加したら、次のステップに進みます。
- Web エディタで最終的なソースコードをコミットしてプッシュし、その変更をChoreo プラットフォームに同期します。
- Choreo Console の左ナビゲーションバーでDeploy をクリックします。
- Build Area でConfigure & Deploy をクリックし、プログラムをデプロイします。
- プロンプトが表示されたら、先ほど使用したCData Connect Cloud のユーザー名とパスワードを入力し、Deploy をクリックします。
Choreo でリアルタイムOData のデータにアクセスできるアプリケーションを作成できました。
CData Connect Cloud の入手
Choreo をCData Connect Cloud で連携するための詳細は、CData Connect Ballerina Guide を参照してください。
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