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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
CData Cmdlets for OData を使えば、PowerShell からOData のデータ データにリアルタイムで連携できます。データ同期などのタスクの連携にぴったりの製品です。 本記事では、PowerShell からCData Cmdlets for OData およびCData Cmdlets for MySQL を使って、同期スクリプトを作成して実行します。
まずは、PowerShell でOData への接続を行います。レプリケーションは4つのステップがあります。
OData に接続するには、Url を有効なOData サービスルートURI に設定する必要があります。 OData サービスにルートドキュメントがない場合、テーブルとして公開したい特定のエンティティをFeedURL に指定してください。
OData は、以下を経由する認証をサポートします。
HTTP で認証する場合は、次の表に従ってAuthScheme を設定します。
Scheme | AuthScheme | その他の設定 |
None | None | 認証を必要としない場合に使用。 |
Basic | Basic | User、Password |
NTLM | NTLM | User、Password |
Digest(サポートされている場合) | Digest | User、Password |
その他の認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションを参照してください。
モジュールのインストール:
Install-Module ODataCmdlets
OData への接続:
$odata = Connect-OData -URL $URL -UseIdUrl $UseIdUrl -OData Version $OData Version -Data Format $Data Format
取得ターゲットのリソースの取得:
$data = Select-OData -Connection $odata -Table "Orders"
Invoke-OData cmdlet を使って、SQL-92 クエリを使用することもできます:
$data = Invoke-OData -Connection $odata -Query 'SELECT * FROM Orders WHERE ShipCity = @ShipCity' -Params @{'@ShipCity'='New York'}
戻り値からカラム名のリストを保存します。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name
カラム名を指定できるようにして、データをMySQL データベースにレプリケーションします。
モジュールのインストール:
Install-Module MySQLCmdlets
MySQL DB に、MySQL Server 名、ユーザー、パスワード、レプリケーション先のデータベース名を指定して、接続します:
$mysql = Connect-MySQL -User $User -Password $Password -Database $Database -Server $Server -Port $Port
OData、保存された値、そしてAdd-MySQL Cmdlet を使って、MySQL にデータを1レコードずつ挿入します。この例では、MySQL 側のテーブルは、OData のリソース(Orders)と同じテーブル名を持っている必要があります。
$data | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Orders" -Columns $columns -Values $values
}
一度PowerShell でOData とMySQL に接続したら、次からは1行のコマンドでレプリケーションを実施できます:
Select-OData -Connection $odata -Table "Orders" | % {
$row = $_
$values = @()
$columns | % {
$col = $_
$values += $row.$($col)
}
Add-MySQL -Connection $mysql -Table "Orders" -Columns $columns -Values $values
}
別のPowerShell モジュールで、OData を別のデータベースに複製する場合、Select-OData cmdlet のデータから、カラム、接続およびテーブルを除外しておきましょう。これらのデータはデータ移動のときだけ必要となるためです。
$columns = ($data | Get-Member -MemberType NoteProperty | Select-Object -Property Name).Name | ? {$_ -NotIn @('Columns','Connection','Table')}
これで、OData のデータをMySQL に複製できました。分析、BI などでOData のデータをMySQL から使うことができるようになります。