こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData Connect Server を使用すると、Salesforce コンソールのようなアプリケーションや、Salesforce1 Mobile App のようなモバイルアプリケーションからOracle Financials Cloud データにアクセスできます。この記事ではCData Connect Server とSalesforce Connect を使用して、標準のSalesforce オブジェクトと外部のOracle Financials Cloud オブジェクトにアクセスします。
Connect Server を構成する
Salesforce Connect でリアルタイムOracle Financials Cloud データを操作するには、Connect Server からOracle Financials Cloud に接続し、新しい仮想データベースへのユーザーアクセスを提供してOracle Financials Cloud データのOData エンドポイントを作成する必要があります。
Connect Server ユーザーを追加する
Reveal からConnect Server を介してOracle Financials Cloud に接続するユーザーを作成します。
- [Users]->[ Add]とクリックします。
- ユーザーを構成します。
- [Save Changes]をクリックして新しいユーザーの認証トークンをメモします。
Connect Server からOracle Financials Cloud に接続
CData Connect Server は、簡単なポイントアンドクリックインターフェースを使用してAPI を生成します。
- Connect Server を開き、「Databases」をクリックします。
- 「Available Data Sources」から「Oracle Financials Cloud」を選択します。
- 必要な認証プロパティを入力し、Oracle Financials Cloud に接続します。
Oracle Financials Cloud 接続プロパティの取得・設定方法
Basic 認証での接続
Oracle Financials Cloud への認証には、以下を設定してください。
- Url:接続するアカウントのURL。通常はOracle Cloud サービスのURL です。例:https://servername.fa.us2.oraclecloud.com
- User:アカウントのユーザー名。
- Password:アカウントのパスワード。
- 「 Test Database」をクリックします。
- 「Permission」->「 Add」とクリックし、適切な権限を持つ新しいユーザー(または既存のユーザー)を追加します。(Reveal に必要なのは、SELECT のみです。)
Connect Server にOracle Financials Cloud OData エンドポイントを追加する
Oracle Financials Cloud に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。
- 「OData」->「Tables」->「Add Tables」とクリックします。
- Oracle Financials Cloud データベースを選択します。
- 使用するテーブルを選択し、「Next」をクリックします。
- (オプション)テーブルの定義を編集して特定のフィールドなどを選択します。
- 設定を保存します。
(オプション)Cross-Origin Resource Sharing (CORS) を構成する
複数の異なるドメインにアクセスして接続すると、クロスサイトスクリプティングの制限に違反する恐れがあります。その場合には、「OData」->「Settings」でCORS 設定を構成します。
- Enable cross-origin resource sharing (CORS):ON
- Allow all domains without '*':ON
- Access-Control-Allow-Methods:GET、PUT、POST、OPTIONS
- Access-Control-Allow-Headers:Authorization
設定への変更を保存します。
外部データソースとしてOracle Financials Cloud データに接続する
以下のステップに従って、CData Connect に生成されたフィードに接続します。
- Salesforce にログインし、「Setup」->「Integrations」->「External Data Sources」とクリックします。
- 「New External Data Source」をクリックします。
- 以下のプロパティに値を入力します。
「Format」メニューから「JSON」を選択します。
- 「Authentication」セクションでは、以下のプロパティを設定します。
- Identity Type:組織のすべてのメンバーが同じ認証情報を使用してCData Connect にアクセスする場合は、「Named Principal」を選択します。各自の認証情報で接続する場合は、「Per User」を選択します。
- Authentication Protocol:Basic 認証を使用するには、「Password Authentication」を選択します。
- Certificate:Salesforce からサーバーへの通信を暗号化及び認証するために使用する証明書を入力、または参照します。
- Username:CData Connect Server に追加したユーザーのユーザー名を入力します。
- Password:ユーザーの認証トークンを入力します。
Oracle Financials Cloud オブジェクトを同期する
外部データソースを作成したら、以下のステップに従って、データソースへの変更を反映するOracle Financials Cloud 外部オブジェクトを作成します。Oracle Financials Cloud 外部オブジェクトの定義をOracle Financials Cloud テーブルの定義と同期します。
- 作成した外部データソースのリンクをクリックします。
- 「Validate and Sync」をクリックします。
- 外部オブジェクトとして使用するOracle Financials Cloud テーブルを選択します。
Salesforce オブジェクトとしてOracle Financials Cloud データにアクセスする
Oracle Financials Cloud データを外部データソースとして追加し、Oracle Financials Cloud テーブルを外部オブジェクトとして同期すると、標準のSalesforce オブジェクトと同じように外部Oracle Financials Cloud オブジェクトを使用できるようになります。
アプリケーションから簡単にOracle Financials Cloud データにアクセスする
この時点で、Salesforce からリアルタイムOracle Financials Cloud データに直接接続ができます。Salesforce のようなアプリケーションから簡単に100を超えるSaaS、Big Data、NoSQL ソースのデータにアクセスする方法の詳細は、Connect Server ページを参照してください。