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Oracle Sales Cloud ODBC Driver は、ODBC 接続をサポートするさまざまなアプリケーションからOracle Sales Cloud のリアルタイムデータ連携を実現するパワフルなツールです。

RDB にアクセスするときと同感覚でOracle Sales Cloud にアクセスし、標準ODBC Driver インターフェースを通じて読み出し、書き込み、更新が可能に。

Linux/UNIX 上のPython からOracle Sales のデータにデータ連携

CData ODBC Driver を使って、Linux/UNIX 上のPython アプリケーションからOracle Sales のデータへのデータ連携を実現します。

古川えりか
コンテンツスペシャリスト

最終更新日:2022-11-27
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CData

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こんにちは!ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。

CData ODBC Driver for OracleSalesCloud を使えば、豊富なPython のエコシステムを使ったデータ連携が簡単に行えます。CData Linux/UNIX ODBC Driver for OracleSalesCloud とpyodbc module を使って、簡単にOracle Sales に連携するPython アプリケーションを構築したり、データ分析が手軽に行えます。本記事では、pyodbc のビルトイン関数を使って、Oracle Sales に接続し、クエリを実行、表示する方法を説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. Oracle Sales をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにOracle Sales のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてOracle Sales の接続を設定、2.Linux 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC Drivers をUNIX/Linux マシンで利用

CData ODBC Drivers は、Ubuntu、Debian、RHEL、CentOS、Fedora などの様々なRed Hat ベースおよびDebian ベースのシステムでサポートされています。必要なライブラリとパッケージもいくつかあり、システムによってはそれらがデフォルトでインストールされる場合があります。Linux オペレーティングシステムのサポートされているバージョンと必要なライブラリの詳細については、ヘルプドキュメント(オンラインでインストールおよび検索)の[はじめに]セクションを参照してください。

Driver Manager のインストール

ドライバーをインストールする前に、システムにドライバーマネジャーがあることを確認してください。この記事では、広くサポートされている無料のオープンソースODBC ドライバーマネジャーであるunixODBC を使用します。

Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、APT パッケージマネジャーを使用してunixODBC をインストールできます。

$ sudo apt-get install unixODBC unixODBC-dev

Red Hat Linux に基づくシステムの場合、yum またはdnf を使用して、unixODBC をインストールできます。

$ sudo yum install unixODBC unixODBC-devel

unixODBC ドライバーマネジャーは、odbcinst.ini ファイルからドライバーに関する情報を読み取り、odbc.ini ファイルからデータソースに関する情報を読み取ります。 ターミナルに以下のコマンドを入力すると、システム上の構成ファイルの場所を特定できます。

$ odbcinst -j

コマンドの出力には、ODBC データソースと登録済みのODBC ドライバーの構成ファイルの場所が表示されます。 ユーザーデータソースには、odbc.ini が存在するホームフォルダを持つユーザーアカウントからのみアクセスできます。システムのデータソースには、すべてのユーザーがアクセスできます。 以下は、このコマンドの出力例です。

DRIVERS............: /etc/odbcinst.ini SYSTEM DATA SOURCES: /etc/odbc.ini FILE DATA SOURCES..: /etc/ODBCDataSources USER DATA SOURCES..: /home/myuser/.odbc.ini SQLULEN Size.......:8 SQLLEN Size........:8 SQLSETPOSIROW Size.:8

ドライバーのインストール

標準パッケージ形式(Debian .deb パッケージ形式または.rpm ファイル形式)でドライバーをダウンロードすることができます。フィルをダウンロードしたら、ターミナルからドライバーをインストールできます。

ドライバーインストーラーは、ドライバーをunixODBC に登録し、システムDSN を作成します。これは、後にODBC 接続をサポートするツールやアプリケーションで使用できます。

Ubuntu のようなDebian ベースのシステムの場合、sudo を付けるか、root として次のコマンドを実行します。 $ dpkg -i /path/to/package.deb

Red Hat システムおよび.rpms をサポートするその他のシステムの場合には、sudo またはroot として以下のコマンドを実行します。 $ rpm -i /path/to/package.rpm

ドライバーがインストールされると、unixODBC ドライバーマネジャーを使用して、登録されたドライバーと定義されたデータソースを一覧表示できます。

登録済みドライバーを一覧表示

$ odbcinst -q -d CData ODBC Driver for OracleSalesCloud ...

定義されたデータソースを一覧表示

$ odbcinst -q -s CData OracleSalesCloud Source ...

CData ODBC Driver for OracleSalesCloud をunixODBC で使用するには、ドライバーがUTF-16 を使用するように構成されていることを確認してください。これを行うには、以下のように、インストール場所のlib フォルダ(通常は、/opt/cdata/cdata-odbc-driver-for-oraclesalescloud) にあるドライバーのINI ファイル(cdata.odbc.oraclesalescloud.ini) を編集します。

cdata.odbc.oraclesalescloud.ini

... [Driver] DriverManagerEncoding = UTF-16

DSN の変更

ドライバーのインストールにより、システムDSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集し、必要な接続プロパティを定義することで、DSN を変更できます。さらに、$HOME/.odbc.ini で変更するためにroot アクセスを必要としない、ユーザー固有のDSN を作成できます。

Oracle Sales はSSL 経由でBasic 認証を使用します。次の接続プロパティを設定して、接続してください。

  • Username:Oracle Cloud service へのログインに使用するユーザー名に設定。
  • Password:パスワードに設定。
  • HostURL:Oracle Cloud service のWeb アドレス(URL)に設定。

/etc/odbc.ini または$HOME/.odbc.ini

[CData OracleSalesCloud Source] Driver = CData ODBC Driver for OracleSalesCloud Description = My Description HostURL = https://my.host.oraclecloud.com Username = abc123 Password = abcdef

これらの構成ファイルの使用に関する具体的な情報については、、ヘルプドキュメントを参照してください。

以下のステップに従ってpyodbc をインストールし、Python オブジェクトを介してOracle Sales へのアクセスを開始できます。

pyodbc のインストール

pip ユーティリティを使用してモジュールをインストールできます。

pip install pyodbc

必ず以下のコードでモジュールをインポートしてください。

import pyodbc

Python でのOracle Sales のデータへの接続

これで、ODBC 接続文字列またはDSN で接続できます。以下は、接続文字列の構文です。

cnxn = pyodbc.connect('DRIVER={CData ODBC Driver for OracleSalesCloud};HostURL=https://my.host.oraclecloud.com; Username=abc123; Password=abcdef;')

以下は、DSN の構文です。

cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData OracleSalesCloud Sys;')

Oracle Sales へのSQL の実行

Cursor をインスタンス化し、Cursor クラスのexecute メソッドを使用してSQL ステートメントを実行します。

cursor = cnxn.cursor()

選択

fetchallfetchone、およびfetchmany を使用し、SELECT ステートメントから返されたRows を取得できます。

import pyodbc cursor = cnxn.cursor() cnxn = pyodbc.connect('DSN=CData OracleSalesCloud Source;User=MyUser;Password=MyPassword') cursor.execute("SELECT OptyId, Name FROM Opportunities WHERE CreatedBy = 'Jack'") rows = cursor.fetchall() for row in rows: print(row.OptyId, row.Name)

パラメータ化されたクエリをシーケンスまたは因数リストで提供できます。

cursor.execute( "SELECT OptyId, Name FROM Opportunities WHERE CreatedBy = ?", 'Jack',1)

挿入

INSERT コマンドもexecute メソッドを使用します。ただし、挿入後に変更が失われないためにcommit メソッドを呼び出す必要があります。

cursor.execute("INSERT INTO Opportunities (CreatedBy) VALUES ('Jack')") cnxn.commit()

更新と削除

挿入の場合と同様に、更新または削除の場合でも、execute を呼び出した後、commit を呼び出す必要があります。

cursor.execute("UPDATE Opportunities SET CreatedBy = 'Jack'") cnxn.commit()

メタデータの発見

getinfo メソッドを使用してデータソースやドライバーの機能に関する情報などのデータを取得できます。getinfo メソッドは、入力をODBC SQLGetInfo メソッドに渡します。

cnxn.getinfo(pyodbc.SQL_DATA_SOURCE_NAME)

CData ODBC Driver for OracleSalesCloud を使用してOracle Sales に接続できるLinux/UNIX 環境で、Python アプリを構築することができるようになりました。

Oracle Sales からLinux へのデータ連携には、ぜひCData ODBC ドライバをご利用ください

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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