標準PowerShell cmdlets を使ってRedis テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for Redis は、直感的なRedis データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、Redis Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
Redis への接続を設定
次の接続プロパティを設定し、Redis インスタンスに接続します。
- Server: Redis インスタンスが実行されているサーバーの名前またはアドレスに設定します。Port でポートを指定できます。
- Password: Redis AUTH コマンドを使用するパスワード保護されたRedis インスタンスへの認証に使用されるパスワードに設定します。
UseSSL を設定すると、接続時にSSL/TLS 暗号化をネゴシエートできます。
$conn = Connect-Redis -Server "$Server" -Port "$Port" -Password "$Password"
Redis データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、Customers テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-Redis -Connection $conn -Table Customers | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\myCustomersData.csv -NoTypeInformation
このように、Select-Redis から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。データの削除
以下のように、指定に合致するレコードを削除することができます:
Select-Redis -Connection $conn -Table Customers -Where "Country = US" | Remove-Redis
データの挿入と更新
CData Cmdlets は、データの加工やクレンジングを行うことができます。以下の手順では、CSV ファイルのデータを、挿入対象のオブジェクトに同じレコードが存在するかを確認した上で、存在する場合にはデータの更新、存在しない場合にはデータの挿入を行います。
Import-Csv -Path C:\MyCustomersUpdates.csv | %{ $record = Select-Redis -Connection $Redis -Table Customers -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") if($record){ Update-Redis -Connection $redis -Table Customers -Columns ("City","CompanyName") -Values ($_.City, $_.CompanyName) -Where ("Id = `'"+$_.Id+"`'") }else{ Add-Redis -Connection $redis -Table Customers -Columns ("City","CompanyName") -Values ($_.City, $_.CompanyName) } }
このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。