標準PowerShell cmdlets を使ってSAP ByDesign テーブルにアクセスして、CSV にエクスポート。
CData Cmdlets Module for SAP ByDesign は、直感的なSAP ByDesign データ連携を提供する標準cmdlet です。 本記事では、SAPByDesign Cmdlets を使ったサンプルを提供します。
SAP ByDesign への接続を設定
SAP ByDesign に接続するには、次の接続プロパティを設定します。
- Url: SAP ByDesign サイトのURL に設定。例:https://test.sapbydesign.com
- User: アカウントのユーザー名に設定。
- Password: アカウントのパスワードに設定。
- CustomService or AnalyticsService: いずれか一方のみを指定する必要があります。データを取得するカスタムサービスがある場合はCustomService を指定します。アナリティクスサービスのレポートを取得する場合はAnalyticsService を指定します。 どちらも指定されていない場合は、'cc_home_analytics.svc' がAnalyticsService プロパティのデフォルトとして使用されます。指定するサービスがわからない場合は、Services ビューをクエリして利用可能なサービスを一覧表示できます。
$conn = Connect-SAPByDesign -URL "$URL" -User "$User" -Password "$Password" -CustomService "$CustomService"
SAP ByDesign データを取得してCSV にパイプライン
次の手順で、[Inventory Balance] テーブルデータを取得して、結果をCSV ファイルにエクスポートします:
Select-SAPByDesign -Connection $conn -Table [Inventory Balance] | Select -Property * -ExcludeProperty Connection,Table,Columns | Export-Csv -Path c:\my[Inventory Balance]Data.csv -NoTypeInformation
このように、Select-SAPByDesign から取得した結果を、Select-Object cmdlet に流し、Export-Csv cmdlet に渡す前にいくつかのプロパティを除外しています。これは、CData Cmdlets が接続情報、テーブル、およびカラム情報が結果セットのそれぞれの"行"に挿入されるためです。それらの情報を表示したくない場合に、Export-Csv cmdlet に渡す前に除外を先に行い、それからCSV ファイルにエクスポートします。。
CData Cmdlets から、次のCmdlets にデータをパイプラインするところでは、接続、テーブル、カラムの情報が必要です。このように、CData Cmdlets でデータ連携をシンプルに構成できます。Cmdlets では、モジュールのインストール、接続プロパティの設定だけで、データ連携の構築を始めることができます。是非、CData PowerShell Cmdlets の無償試用版をダウンロードして、シンプルかつパワフルなデータ連携を体感してください。