ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
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SAP Hybris ODBC Driver
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SAP ODBC Driver でSAP Hybris C4CデータにODBC 接続をサポートするあらゆるツールから連携を実現します。
With SAP Hybris ODBC Driver、accessing Leads、Contacts、Opportunities、Accounts などのデータにODBC インターフェースでアクセスします。
こんにちは！ドライバー周りのヘルプドキュメントを担当している古川です。
この記事では、SQL Server でSAP Hybris C4C データを使うというシナリオにフォーカスして実現方法やメリット＆デメリットを解説します。
一番簡単な方法として、CData ODBC Driver for SAPHybrisC4C でCACHE クエリを実行する方法があります。CData ODBC ドライバはCACHE をサポートしており、メタデータのみのキャッシュから明示的にデータを含むCACHE を発行可能です。
詳細はこちら： SAP Hybris C4C データをPowerShell script でSQL Server にレプリケートする方法
ODBC Driver for SAPHybrisC4C のDSN 設定でCACHE 設定を行います。以下のようにCACHE SELECT というSQL を発行することで、選択したテーブルのデータをコピーできます。
CACHE SELECT * FROM テーブル名
設定の簡単さ：★★
環境の簡単さ：★★★
ライセンスコスト：★★★
リアルタイム性：★
連携はSAP Hybris C4C → SQL Server の片方向のみ
柔軟性：★★
簡単な.NET デスクトップアプリでCACHE クエリを定期的に発行することもできますし、記事のようにPowerShell からスクリプトで実行することもできます。PowerShell ですとWindows マシンからアプリのデプロイなどをしなくても使えますし、定期実行ができるのでお手軽です。
必要なCData 製品のライセンスはODBC Driver 1本のみなので、低価格でSAP Hybris C4C → SQL Server の実装が可能です。とはいえバッチ連携ですので、リアルタイムなSAP Hybris C4C データを扱えない点は少し残念です。またSQL やPowerShell スクリプトを書いたり、バッチ処理を行うアプリを作成する必要があります。
CData では、SAP Hybris C4C PowerShell Cmdlets も提供しています。Cmdlets を使えば、中継用のアプリケーションを作成せずにPowerShell だけでSAP Hybris C4C からSQL Server にデータをコピーすることが可能です。PowerShell Cmdlets については こちらを参照してください。
SQL Server には、リンクサーバーという他のDB をSQL Server から呼び出せる統合機能があります。CData ODBC Driver for SAPHybrisC4C に付属しているSQL Gateway を使えば、SAP Hybris C4C データをSQL Server のリンクサーバーとして扱うことができます。SAP Hybris C4C データがSQL Server 保存されるわけではありませんが、SQL Server のインターフェースでSAP Hybris C4C データをSQL を使って呼び出すことができます。
設定方法はこちら：SAP Hybris C4C データにSQL Server のリンクサーバーとして接続
通常のODBC Driver for SAPHybrisC4C のDSN 設定の後にSQL Gateway を立ち上げ、SAP Hybris C4C DSN をSQL Server のサービスとして設定します。SQL Server Management Studio でこのサービスをリンクサーバーとして登録すると、SQL クエリでSAP Hybris C4C データをリンクサーバー経由で使用することができます。 複数の.NET クライアントアプリからのSAP Hybris C4C データ参照や、SQL Server データとのJOIN などに最適です。
SELECT * from リンクサーバー名.CData SAP Hybris C4C Source Sys（ODBC DSN 名）.SAP Hybris C4C.テーブル名
設定の簡単さ：★
環境の簡単さ：★
ライセンスコスト：★★
リアルタイム性：★★★
連携はSAP Hybris C4C → SQL Server および、SQL Server → SAP Hybris C4C の双方向が可能
柔軟性：★★
SQL Server のリンクサーバーに慣れ親しんだ方には一番使いやすい利用方法です。常に最新のSAP Hybris C4C データをリアルタイムにクエリできる点も優れています。SQL Server 側からSQL で双方向連携（書き込みを含む）できる点が大変便利です。
手間としてはSQL Gateway をホスティングして稼働させなければならない点があります。またSQL Gateway は、ODBC Driver for SAPHybrisC4C のサーバーライセンスに同梱されています。
そして、SQL Server のリンクサーバーを使えば、SQL Server → SAP Hybris C4C の方向の連携も可能になります。SQL Server 側のストアドプロシージャでSAP Hybris C4C へのSQL Server データの書き込みができます。
SQL Server ユーザーの中には、データ統合・ワークフローにSSIS（SQL Server Integration Services）を使っている方も多いのではないでしょうか。CData では、SSIS 向けにSAP Hybris C4C への連携が可能なSSIS Components for SAPHybrisC4C を提供しています。
技術記事： SSIS を使ってSAP Hybris C4C データをSQL Server にインポート
設定の簡単さ：★★
環境の簡単さ：★★
ライセンスコスト：★★
リアルタイム性：★★
連携はSAP Hybris C4C → SQL Server および、SQL Server → SAP Hybris C4C の双方向が可能
柔軟性：★★★
SSIS ユーザーであれば、SAP Hybris C4C Components さえあれば、簡単にSQL Server へのインポートフローを組むことができます。コンポーネントもドライバーと同程度の価格でありリーズナブルです。
SSIS 以外でもすでにETL / EAI ツールをお持ちであれば、CData Drivers をETL / EAI ツールで使うだけで簡単にデータ連携が可能です。
最後はCData Sync というSaaS データをRDB に同期する専用のアプリケーションを使う方法です。CData Sync はサーバーアプリケーションになっており、ブラウザコンソールからノーコードで3ステップで同期ジョブが設定できます。
定期実行や細かいレプリケーションの項目設定までをGUI 操作だけで実行可能です。
設定方法はこちら：SQL Server へのSAP Hybris C4C データのETL パイプラインを作ってデータを統合する方法
設定の簡単さ：★★★
環境の簡単さ：★★
ライセンスコスト：★
リアルタイム性：★
連携はSAP Hybris C4C → SQL Server の片方向のみ
柔軟性：★★★
DB への同期専用のノーコードツールであり、使いやすさや拡張性は高いです。サーバーツールですので、価格は#2 と同程度になります。
SAP Hybris C4C → SQL Server の連携の4つの実装方法を紹介しました。利用の規模や技術的な制約によっていろいろな方法があります。ぜひ、自分のケースに合った連携方法を選んでください。 記事で紹介した4つの方法の実行に必要な製品は以下になります。どの製品も30日間の無償トライアルが利用できますので、ぜひお試しください。
