こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
MicroStrategy は、データドリブンイノベーションを可能にする分析およびモバイルプラットフォームです。MicroStrategy とCData Connect Cloud を組み合わせると、MicroStrategy からデータベースと同じ感覚でリアルタイムZuora データにアクセスできるようになり、レポート機能と分析機能が拡張されます。この記事では、Connect Cloud でZuora に接続し、MicroStrategy でConnect Cloud に接続してZuora データの簡単なビジュアライゼーションを作成する方法について説明します。
クラウドベースの統合プラットフォームであるConnect Cloud は、クラウドベースのBI ツールや分析ツールの使用に理想的です。構成するサーバーやセットアップするデータプロキシがないため、Web ベースのUI を使用してZuora へのリアルタイム接続を作成し、MicroStrategy から接続してZuora データに基づくリアルタイムでの分析を開始できます。
Connect Cloud アカウントの取得
以下のステップを実行するには、CData Connect Cloud のアカウントが必要になります。こちらから製品の詳しい情報とアカウント作成、30日間無償トライアルのご利用を開始できますので、ぜひご利用ください。
Connect Cloud からZuora に接続する
CData Connect Cloud は直感的なクリック操作ベースのインターフェースを使ってデータソースに接続します。
- Connect Cloud にログインし、 Add Connection をクリックします。
- Add Connection パネルから「Zuora」を選択します。
-
必要な認証情報を入力し、Zuora に接続します。
Zuora はユーザー認証にOAuth 標準を使用しています。OAuth 認証ついて詳しくは、オンラインヘルプドキュメントを参照してください。
Tenant プロパティの設定
プロバイダへの有効な接続を作成するには、アカウントの設定と合致するテナント値を1つ選択する必要があります。以下は、利用可能なオプションのリストです。
- USProduction:リクエストはhttps://rest.zuora.com に送信されます。
- USAPISandbox:リクエストはhttps://rest.apisandbox.zuora.com に送信されます。
- USPerformanceTest:リクエストはhttps://rest.pt1.zuora.com に送信されます。
- EUProduction:リクエストはhttps://rest.eu.zuora.com に送信されます。
- EUSandbox:リクエストはhttps://rest.sandbox.eu.zuora.com に送信されます。
デフォルトではUSProduction テナントを使用します。
Zuora サービスの選択
データクエリとAQuA API の2つのZuora サービスを使用します。デフォルトでは、ZuoraService はAQuADataExport に設定されています。
DataQuery
データクエリ機能は、非同期の読み取り専用SQL クエリを実行することで、Zuora テナントからのデータのエクスポートを実現します。
このサービスは、素早く軽量なSQL クエリでの使用を推奨します。
制限
- フィルタ適用後の、テーブルごとの入力レコードの最大数: 1,000,000
- 出力レコードの最大数: 100,000
- テナントごとの、実行用に送信される同時クエリの最大数: 5
- テナントごとの、同時クエリの制限に達した後に実行用に送信され、キューに追加されるクエリの最大数: 10
- 1時間単位での、各クエリの最大処理時間: 1
- GB 単位での、各クエリに割り当てられるメモリの最大サイズ: 2
- Index Join を使用する際のインデックスの最大値。言い換えれば、Index Join を使用する際にWHERE
句で使われる一意の値に基づいた、左のテーブルから返されるレコードの最大数: 20.000
AQuADataExport
AQuA API のエクスポートは、すべてのオブジェクト(テーブル)のすべてのレコードをエクスポートするように設計されています。AQuA のクエリジョブには以下の制限があります。
制限
- AQuA のジョブ内のクエリが8時間以上実行されている場合、ジョブは自動的に停止されます。
- 停止されたAQuA のジョブは3回再試行可能で、その後失敗として返されます。
- Create & Test をクリックします。
- Add Zuora Connection ページのPermissions タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。
パーソナルアクセストークンを追加する
OAuth 認証をサポートしないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、フレームワークから接続する場合、パーソナルアクセストークン(Personal Access Token, PAT)を認証に使用できます。きめ細かくアクセスを管理するために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。
- Connect Cloud アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、User Profile をクリックします。
- User Profile ページで、Personal Access Tokens セクションまでスクロールし、Create PAT をクリックします。
- PAT に名前を付け、Create をクリックします。
- パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。
接続が構成されたら、MicroStrategy からZuora データに接続できるようになります。
MicroStrategy を使用してZuora データに接続し、ビジュアライズする
ネイティブSQL Server 機能を使ってデータソースを追加することにより、MicroStrategy からZuora に接続できます。データソースを作成したら、MicroStrategy でZuora データの動的なビジュアライゼーションを構築できます。
- MicroStrategy を開き、アカウントを選択します。
- [Add External Data]をクリックし、[Databases]を選択して[Import Option]として[Select Tables]を使用します。
- Import from Tables ウィザードでクリックして新しいデータソースを追加します。
- Database メニューで「SQL Server」を選択し、Version メニューで「SQL Server 2017」を選択します。
- 接続プロパティを以下のように設定します。
- Server Name:tds.cdata.com
- Port Number:14333
- Database Name:Zuora コネクションの名前(例: Zuora1)
- User:Connect Cloud ユーザー
- Password:Connect Cloud ユーザーのPAT
- Data Source Name:「CData Cloud Zuora」のような新しい外部データソースの名前
- 新しいデータソースのメニューを展開し、「Edit Catalog Options」を選択します。
- 「SQL statement retreive columns ...」クエリを編集してWHERE 句にTABLE_SCHEMA = '#?Schema_Name?#' を含め、Apply -> OK の順にクリックします。(以下は完全なクエリです)
SELECT DISTINCT
TABLE_SCHEMA NAME_SPACE,
TABLE_NAME TAB_NAME,
COLUMN_NAME COL_NAME,
(CASE
WHEN
(DATA_TYPE LIKE '%char' AND (CHARACTER_SET_NAME='utf8' OR CHARACTER_SET_NAME='usc2'))
THEN
CONCAT('a',DATA_TYPE)
ELSE
DATA_TYPE
END) DATA_TYPE,
CHARACTER_MAXIMUM_LENGTH DATA_LEN,
NUMERIC_PRECISION DATA_PREC,
NUMERIC_SCALE DATA_SCALE
FROM
INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE
TABLE_NAME
IN
(#TABLE_LIST#) AND TABLE_SCHEMA='#?Schema_Name?#'
ORDER BY
1,2,3
- 新しいデータソースを選択し、仮想Zuora データベースに対応するNamespace を選択します。(Zuora1 など)
- テーブルをペインにドラッグして追加します。
Note:リアルタイム接続を作成するため、テーブル全体を追加し、MicroStrategy 製品に固有のフィルタリングおよび集計機能を利用してデータセットをカスタマイズできます。
- [Finish]をクリックして、リアルタイム接続するオプションを選択してクエリを保存し、新しいドシエを作成するオプションを選択します。CData Connect Cloud の高性能データ処理によってリアルタイム接続が効果的に実現できます。
- ビジュアライゼーションを選択して表示するフィールドを選択し、フィルタを適用してZuora データの新しいビジュアライゼーションを作成します。データ型は、動的なメタデータ検出によって自動的に検出されます。可能であれば、フィルタと集計によって生成された複雑なクエリはZuora にプッシュダウンされ、サポートされていない操作(SQL 関数とJOIN 操作を含む)は、Connect Cloud に組み込まれたCData SQL エンジンによって管理されます。
- ドシエの設定が完了したら、File -> Save とクリックします。
MicroStrategy とともにCData Connect Cloud を使用することで、Zuora データで強固なビジュアライゼーションとレポートを簡単に作成できます。Zuora(および100を超えるほかのデータソース)に接続する方法の詳細については、Connect Cloud ページにアクセスしてください。無償トライアルにサインアップして、MicroStrategy でリアルタイムZuora データの操作をはじめましょう。