FileMaker と外部データソースを連携させる3つの方法|CData ODBC Drivers

by 出村さやか | 2024年01月09日

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Claris 社が開発・提供しているローコード開発プラットフォーム「FileMaker(ファイルメーカー)」。

エンジニアでなくとも個々の業務にフィットするカスタムアプリを手軽、かつ短期間で作成できることからファンの多いツールです!

そんなFileMaker でアプリを作成するとき、従業員情報や商品情報などのマスタデータ、売上や在庫などのトランザクション(履歴)データなどFileMaker の外側にある各種データ=外部データソースを利用したくなると思います。

そこで、本記事ではFileMaker と外部データソースを連携させる3つの方法をご紹介します!

3つの方法のいずれかとCData 製品を組み合わせて利用すると、FileMaker と270種類以上の外部データソースとを連携できます。

FileMaker の既存ユーザーはもちろん、FileMaker 導入検討中の方もご一読いただければうれしいです!

方法1.ODBC インポート機能を用いる方法

ODBC というプロトコル(お作法)でFileMaker に外部データソースのデータを取り込み、利用する方法です。

具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)FileMaker のODBC で広がるSaaS 連携 (Salesforceを例に)

ODBC インポート機能の利用には、FileMaker をご利用のマシンに連携したい外部データソース用の「ODBC Driver」を別途インストールする必要があります。

このODBC Driver がFileMaker と外部データソースの連携を仲介します。

CData では、270種類を超えるODBC Drivers を用意しています。

つまり、CData ODBC Drivers の利用で270種類を超える外部データソースのデータをFileMaker に取り込み、利用することが可能です!

方法1の留意点は、外部データソースのデータに変更があった場合に、再度手動で全件取り込みなおしが必要な点です。

インポートしたデータの更新を定期的に行いたい場合は、方法2のスクリプト機能がフィットするかもしれません。

方法2.スクリプト機能を用いる方法

FileMaker には、さまざまな処理を自動化する手段としてスクリプト機能が用意されています

このスクリプト機能で、まず初回は外部データソースのデータを全件取り込み、2回目以降は外部データソース側で変更のあったデータのみを取り込む=差分更新、かつ差分更新をスケジュール実行することができます。

具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)FileMaker アプリでSalesforce にデータ連携する方法

こちらの場合も必要なのは、利用したい外部データソース用のCData ODBC Drivers です。

方法3.ESS(External SQL Source)機能を用いる方法

ESS 機能は、FileMaker から外部データソースにライブ接続できる機能です。

ESS 機能で利用できるODBC Driver は、FileMaker 側がサポートしているもののみになります。

CData ODBC Drivers は、ESS 機能でサポートされていません。

そのため、方法3はCData ODBC Drivers に加えて、ESS 機能でサポートされているODBC Driver も組み合わせ、利用します。

具体的には、次の2つを組み合わせて利用します。

  1. CData ODBC Driver
    ※含む、CData ODBC Driver のサーバーライセンスで利用可能なSQL Gateway 機能
  2. MySQL ODBC 8.0 Unicode Driver
    ※MacOS のマシンでFileMaker をご利用の場合はActualTechnology 社のMySQL ODBC Driver

構成イメージ図

まず、CData ODBC Driver のSQL Gateway 機能で外部データソースをMySQL というデータベースに見せかけます(=仮想MySQL 化します)。

次に、FileMaker のESS 機能でサポートされているODBC Driver(MySQL ODBC 8.0 Unicode Driver、あるいはActualTechnology 社のMySQL ODBC Driver)を利用して、FileMaker から仮想MySQL へ接続します。

すると、外部データソースのデータをFileMaker 内に取り込むことはもちろん、ESS 機能はライブ接続ですので外部データソース側でデータに変更があればFileMaker 側のデータも変更されます

具体的なご利用手順のイメージは、下記参考情報をご覧ください。
(参考)Claris FileMaker のESS 機能から CData ODBC Driver + SQL Gateway で各種SaaS/NoSQL データに接続

ただし、方法3は外部データソースとFileMaker 間で2つのODBC Driver を経由するため方法1、2に比較してパフォーマンスに劣る点、留意が必要です。

まとめ

以上、FileMaker と外部データソースを連携させる3つの方法でした。

いずれの方法でも使用しているCData ODBC Drivers は、30日間無償トライアルが可能です!

FileMaker と連携させたい外部データソースがありましたら、ぜひトライアルいただければうれしいです。

おまけ

なお、CData ODBC Drivers ページに記載の無い外部データソースについては、他の方法をご案内可能な場合がありますので、お問合せフォームよりお問合せいただければうれしいです!

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