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詳細はこちら →Amazon Athena のデータをRACCOON から連携して利用
Amazon Athena をEAI ツールのRACCOON にデータ連携して、データソースとして利用する方法。
最終更新日:2022-11-28
この記事で実現できるAmazon Athena 連携のシナリオ
こんにちは!テクニカルディレクターの桑島です。
CData JDBC Driver for AmazonAthena は、JDBC 標準をインプリメントし、BI ツールからIDE まで幅広いアプリケーションでAmazon Athena への接続を提供します。この記事では、RACCOON からAmazon Athena に接続し、CSV 出力する方法を説明します。
プロジェクトの作成
下記の手順に従って、RACCOON のプロジェクト・フォーマット変換定義を作成し、Amazon Athena のJDBC 抽出処理を作成します。
まずは、本記事右側のサイドバーからAmazonAthena JDBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
ここから、必要なファイルの配置とプロジェクトの作成を行います。
- RACCOON のDeveloperStudio64\Engine\lib および TransferEngine\lib ディレクトリにCData JDBC ドライバインストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内のcdata.jdbc.amazonathena.jar ファイルをコピーして配置します。
- メニューバーから[新規作成]→[プロジェクト]をクリックします
- 任意の[プロジェクト名称]を入力の上[作成]を、プロジェクト作成します。




フォーマット変換定義、および Amazon Athena のデータのJDBC 抽出処理を作成
次にフォーマット変換定義を作成し、抽出処理を構成します。
- 左ナビゲーターペインから、作成したフォルダを右クリックし、[新規作成]→[フォーマット変換定義]をクリックします。
- 任意の[フォーマット変換定義名称]を入力し、[作成]をクリックします。
- パレットの[抽出処理]一覧から[汎用JDBC]を選択し、変換定義エディターへ配置します。
-
配置した[汎用JDBC]のメッセージ設定を表示し、ドライバーとURLを設定します。
ドライバ:cdata.jdbc.amazonathena.AmazonAthenaDriver
URL: jdbc:amazonathena: に続けてセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。
一般的なJDBC URL は次の通りです:
jdbc:amazonathena:AccessKey='a123';SecretKey='s123';Region='IRELAND';Database='sampledb';S3StagingDirectory='s3://bucket/staging/';
入力後、[適用]をクリックします。 - [メッセージ構造エリア]から先程作成した抽出処理を右クリックし、[配下に挿入]→[テーブル]をクリックします。
- [フォーマット名称]では、取得対象のテーブル名を入力し、[出現回数]の最大チェックボックスのチェックを解除します。設定後、適用をクリックします。
- 続けて、対象のカラムを指定する画面が表示されるため、対象テーブルから出力したいカラムを[フォーマット名称]に入力し、【適用]をクリックします。この操作を取得したい任意のカラム分繰り返し行います。
- 取得対象カラム設定後、テーブルのプロパティを表示し、SELECT タブから[発行テスト]をクリックすることで、適切に[汎用JDBC]ドライバが接続されているかどうかを確認できます。
- 以下のようにコンソールログへ[SQLクエリの発行に成功しました。]と表示されれば、接続完了です。









格納処理の作成
最後に抽出したデータの変換先として指定区切り子(CSV)の格納処理構成を行います。
- パレットの[格納処理]一覧から[指定区切り子]を選択し、変換定義エディターへ配置します。
- [指定区切り子]のメッセージ設定を表示し、任意の出力ファイルパスを入力後、[適用]をクリックします。
- [メッセージ構造エリア]から先程作成した格納処理を右クリックし、[配下に挿入]→[レコード]をクリックします。
- [フォーマット名称]に任意の名称を入力し、[出現回数]の最大チェックボックスのチェックを解除します。設定後、適用をクリックします。
- 続けて、対象のカラムを指定する画面が表示されるため、任意のカラム名を[フォーマット名称]に入力し、[適用]をクリックします。この操作を取得した任意のカラム分繰り返し行います。
- 変換定義エディターへ戻り、[汎用JDBC接続]と[指定区切り子]を下記のように接続し、左上コマンドのマッピングをクリックします。
- 項目のマッピング表が表示されますので、下記のように任意のフィールドへそれぞれマッピングを行います。
- 以上で設定は完了です。[メニューバー]から[実行]をクリックし、動作確認を行います。
- [変換実行]をクリックします。
- 以下のように変換実行結果が正常に終了し、指定の場所にCSVファイルが作成されていれば、処理成功です。











このようにAmazonAthena 内のデータをプログラムやWeb APIの処理を記述することなくRACCOON 上で処理することができるようになります。
サポートされるSQL についての詳細は、ヘルプドキュメントの「サポートされるSQL」をご覧ください。テーブルに関する情報は「データモデル」をご覧ください。