Jetty コネクションプールからMicrosoft Dataverse データに連携。

こんにちは！ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

CData JDBC Driver for CDS は、Java Web アプリケーションに簡単に統合して利用することができます。本記事では、Jetty でドライバーをコネクションプールとして設定することで、効率的にMicrosoft Dataverse データをアプリケーションで連携利用する方法を説明します。Jetty でJNDI resource for CDS を設定します。

DBC Driver for CDS を JNDI Data Source として設定

次の手順で、Jetty とMicrosoft Dataverse の接続を確立します。

1. Jetty ベースでJNDI モジュールを有効化します。JNDI を有効化するコマンドラインは以下の通り:

   java -jar ../start.jar --add-to-startd=jndi
2. JDBC Driver の.jar ファイルと.lic ファイル（インストールディレクトリのlib フォルダ下）をcontext path のlib フォルダに配置します。
3. リソースおよびスコープを宣言します。リソース宣言で必要な接続プロパティを入力します。この例では、Microsoft Dataverse データソースをWeb アプリケーションのWEB-INF\jetty-env.xml レベルにdeclare しています。
   <Configure id='dataversedemo' class="org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext"> <New id="dataversedemo" class="org.eclipse.jetty.plus.jndi.Resource"> <Arg><Ref refid="dataversedemo"/></Arg> <Arg>jdbc/dataversedb</Arg> <Arg> <New class="cdata.jdbc.cds.CDSDriver"> <Set name="url">jdbc:cds:</Set> <Set name="OrganizationUrl">https://myaccount.crm.dynamics.com/</Set> </New> </Arg> </New> </Configure>

   ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、以下のとおりです。

   • InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定します。
   • OrganizationUrl: 接続先の組織のURL、例えばhttps://organization.crm.dynamics.com などに設定。
   • Tenant (optional): デフォルトと異なるテナントに認証したい場合は、これを設定します。これは、デフォルトのテナントに所属していない組織と連携するために必要です。

   接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、CData 製品にアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。

4. Web xml でリソースを設定します:

   jdbc/dataversedb javax.sql.DataSource Container

5. これで、java:comp/env/jdbc/dataversedb へのルックアップでMicrosoft Dataverse データにアクセスできます: InitialContext ctx = new InitialContext(); DataSource mydataverse = (DataSource)ctx.lookup("java:comp/env/jdbc/dataversedb");

Jetty にさらに統合

ここでは、シンプルなコネクションプーリングシナリオでのドライバーの接続について説明しました。追加での連携ケースについては、Jetty ドキュメントのWorking with Jetty JNDI 　参照してください。