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Pentaho Report Designer にDynamics CRM のデータに連携して分析
Pentaho BI ツールでDynamics CRM のレポートを作成。
加藤龍彦デジタルマーケティング
最終更新日:2022-03-16
この記事で実現できるDynamics CRM 連携のシナリオ
こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。
CData JDBC Driver for DynamicsCRM はダッシュボードや帳票ツールからリアルタイムDynamics CRM のデータへの連携を可能にします。この記事では、Dynamics CRM をJDBC データソースとして接続する方法と、Pentaho でDynamics CRM を元に帳票を作成する方法を説明します。
接続と帳票の作成
- インストールディレクトリの[lib]サブフォルダ内のJAR ファイルをコピーし、Pentaho のディレクトリ内の\Report-Designer\lib\jdbc\ フォルダに配置します。
- \Report-Designer\ フォルダのreport-designer.bat ファイルを起動し、Report-Designer UI を開きます。
以下の手順でドライバーを新しいデータソースに設定します。[Data]>[Add Data Source]>[Advanced]>[JDBC (Custom)]とクリックし、新しいDynamics CRM 接続を作成します。ダイアログが表示されたら、次のように接続プロパティを設定します。
Custom Connection URL property:JDBC URL を入力。初めに以下を入力し jdbc:dynamicscrm: 次にセミコロン区切りで接続プロパティを入力します。
Dynamics CRM 接続プロパティの取得・設定方法
Dynamics CRM では、インスタンスごとに接続文字列の設定が必要です。 Authentication セクションでは、有効なDynamics CRM のUser、Password の入力、およびDynamics CRM Server Organization root のURL を設定します。さらに、CRMVersion プロパティに、'CRM2011+' もしくは'CRMOnline' を設定します。IFD コンフィグレーションもサポートされていますので、InternetFacingDeployment をTRUE に設定してください。
また、Security Token Service(STS)、もしくはAD FS エンドポイントをSTSURL プロパティに設定することもできます。 この値はGetSTSUrl ストアドプロシージャで取得できます。 Office 365 ユーザーはデフォルトSTS URL にCRMVersion の設定だけで接続することができます。
以下は一般的なJDBC URL です:
jdbc:dynamicscrm:User=myuseraccount;Password=mypassword;URL=https://myOrg.crm.dynamics.com/;CRM Version=CRM Online;
- Custom Driver Class Name:cdata.jdbc.dynamicscrm.DynamicsCRMDriver と入力。
- User Name:認証するユーザーネーム。
- Password:認証するパスワード。
レポートに Dynamics CRM のデータを追加
これで、Dynamics CRM の帳票を作成する準備が整いました。
-
帳票にDynamics CRM のデータソースを追加します:[Data]>[Add Data Source]>[JDBC]をクリックし、データソースを選択します。
クエリを設定します。この記事では次を使います:
SELECT Contact.FirstName, SUM(Account.NumberOfEmployees) FROM Contact, Account GROUP BY Contact.FirstName
- 帳票にチャートをドラッグし、ダブルクリックしてチャートを編集します。帳票を実行して、チャートを表示します。このクエリ結果を使って、Account テーブルのシンプルなチャートを作成することができます。
- 帳票を実行して、チャートを見てみましょう。
