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Google Sheets JDBC Driver
Java アプリケーションをGoogle ドキュメントに保存されているスプレッドシートのリアルタイムデータに簡単に接続できます。Google スプレッドシートを使用して、アプリケーションの要となるデータを管理できます。
エンタープライズサーチのNeuron にGoogle Sheets のデータを取り込んで検索利用
企業内検索エンジンサービスの Neuron にGoogle Sheets のデータを取り込んで検索する方法:CData JDBC Driver。
杉本和也
リードエンジニア
最終更新日:2021-03-01
CData
こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
ブレインズテクノロジー社のNeuron は、先端OSS 技術(Apache Solr)を活用したエンタープライズサーチ(企業内検索エンジン)サービスです。Apache Solr は、エンタープライズサーチ機能をAPI として提供してくれますが、Neuron はApache Solr に企業ユーザーがデータを探索するためのシンプルかつ使いやすいユーザーインターフェースと管理画面・運用機能を提供してくれます。これによりエンドユーザーが簡単にエンタープライズサーチを利用することができます。管理画面では、ファイルやデータのクローリング設定がUI で行えるようになっています。この記事では、Neuron に備わっているJDBC インターフェース経由で、CData JDBC Driver for GoogleSheets を利用することでNeuron にGoogle Sheets のデータを取り込んで検索で利用できるようにします。
Neuron にCData JDBC Driver for GoogleSheets データをロード
CData JDBC Driver for GoogleSheets のインストールと.jar ファイルの配置
- CData JDBC Driver for GoogleSheets をNeuron と同じマシンにインストールします。
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以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for GoogleSheets 20xxJ\lib\cdata.jdbc.googlesheets.jar
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このcdata.jdbc.googlesheets.jar とcdata.jdbc.googlesheets.lic ファイルをコピーして、Neuron のC:\APP
cf\lib フォルダに配置します。
Neuron CF でのGoogle Sheets のデータを扱うリポジトリの作成
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Neuron CF でクローラーの設定をGUI で行います。JDBC を読み取るためのリポジトリを作成します。Neuron の管理画面にログインし、[リポジトリ]→[リポジトリコレクション一覧]→[新規]をクリックします。
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任意のリポジトリ名を入力します。タイプは[JDBC]を選択します。
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次に、ドライバーのクラス名とJDBC 接続文字列でGoogle Sheets への接続を行います。
スプレッドシートに接続するには、Google への認証を行い、Spreadsheet 接続プロパティにスプレッドシートの名前またはフィードリンクを設定します。Google Drive
のスプレッドシートの情報一覧を表示したい場合は、認証後にSpreadsheets ビューにクエリを実行します。
ClientLogin(ユーザー名 / パスワード認証)は、2012年4月20日より正式に非推奨となり、現在は利用できません。代わりに、OAuth 2.0 認証規格を使用してください。
個々のユーザーに代わってGoogle API にアクセスするには、埋め込みクレデンシャルを使用するか、独自のOAuth アプリを登録します。
OAuth は、Google Apps ドメインのユーザーに代わって、サービスアカウントを使って接続することもできます。サービスアカウントで認証するには、OAuth JWT
値を取得するためのアプリケーションを登録する必要があります。
Google アカウント、Google Apps アカウント、二段階認証を使用するアカウントなど、様々なアカウントタイプでGoogle スプレッドシートに接続する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
ドライバクラス名:cdata.jdbc.googlesheets.GoogleSheetsDriver
接続文字列:jdbc:googlesheets:Spreadsheet=MySheet;InitiateOAuth=REFRESH
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[更新]をクリックして、Google Sheets に接続するリポジトリコレクションができました。
Neuron でGoogle Sheets のデータをクローリングするジョブを作成
続いて、Google Sheets のどのデータをどのようにクローリングするのかをジョブで定義していきます。
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管理画面で[ジョブ]→[ジョブ一覧]→[新規]とクリックします。
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任意のジョブ名を入力します。出力先にはSolr を選択します。リポジトリは先ほど作成したGoogle Sheets に接続するリポジトリコレクションを選びます。
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次に基本タブからジョブ実行を手動にするか、定期実行するかを自由に設定します。
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SQL タブでは、どんなデータを取得するのか、テーブル名やカラム、フィルタリング条件などを設定できます。CData JDBC ドライバがGoogle Sheets のデータをテーブルにモデル化しているので、標準SQL でGoogle Sheets をクエリすることができます。
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SQL文:SELECT Shipcountry, OrderPrice FROM Orders
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キーカラム:Id など取得テーブルのキーとなるカラム
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検索対象カラム:検索の対象とするカラム
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タイトルカラム:検索結果のタイトルとするカラム
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タイムスタンプカラム:タイムスタンプとなるカラムがあれば、ここで指定します
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リクエストパラメータでは、検索結果レコードのURL (があれば)を設定することもできます。URL を表示できると表示された検索結果からレコードに簡単に移動できます。
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取得元では、ラベルを設定しておきます。[更新]をクリックして、クローラージョブの設定を完了します。
Neuron でGoogle Sheets のデータをクロールするジョブを実行
実際にNeuron で作成したジョブを実行します。[ジョブ]→[状態とジョブ管理]をクリックし、作成したジョブの[Start]をクリックします。
ジョブが正常完了すると、[Done]がステータスとして表示されます。
Neuron 上でのGoogle Sheets のデータの検索の実施
実際にNeuron 上で検索ができるか確認してみます。取得元を絞り込むこと、内容やファイル名での検索、ファイルサイズやファイル更新日の絞り込み、部分一致や全部一致で検索が可能です。
検索をかけてみると、以下のようにデータを取得できました。
CData JDBC Driver for GoogleSheets をNeuron で使うことで、Google Sheets コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。
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