JRuby からMicrosoft OneDrive にデータ連携

リアルタイムMicrosoft OneDrive に連携するシンプルなJRuby アプリケーションを作成します。

加藤龍彦
デジタルマーケティング

最終更新日:2022-10-23

この記事で実現できるMicrosoft OneDrive 連携のシナリオ

こんにちは!ウェブ担当の加藤です。マーケ関連のデータ分析や整備もやっています。

JRuby はRuby プログラミング言語の高性能で安定した、完全にスレッド化されたJava 実装です。CData JDBC Driver for OneDrive を使用すると、JRuby からリアルタイムMicrosoft OneDrive へのデータ連携を簡単に実装できます。ここでは、Microsoft OneDrive に接続し、クエリを実行して結果を表示する簡単なJRuby アプリを作成する方法を説明します。

Microsoft OneDrive のデータにJDBC で接続

アプリを作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイルのインストール場所をメモします。 (通常はC:\Program Files\CDatat\CData JDBC Driver for OneDrive\libにあります。)

JRuby は、JDBC をネイティブにサポートしているため、簡単にMicrosoft OneDrive に接続してSQL クエリを実行できます。java.sql.DriverManager クラスのgetConnection 関数を使用してJDBC 接続を初期化します。

OneDrive 接続プロパティの取得・設定方法

OneDrive は接続にOAuth 認証を使用します。OAuth を使用して認証するには、OneDrive API 用のアプリを作成して、OAuth クライアントID、OAuth クライアントシークレット、およびコールバックURLを取得してください。OAuth 情報の取得については、MS 公式のこちらのページが参考になります。取得したこれらの情報をOAuthClientIdOAuthClientSecretCallbackURL の接続プロパティに設定することで認証を設定できます。

認証についての詳細は、ヘルプドキュメントの「OAuth」のセクションをご確認ください。

ビルトイン接続文字列デザイナー

JDBC URL の構成については、Microsoft OneDrive JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルのダブルクリック、またはコマンドラインからJAR ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.onedrive.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

以下はMicrosoft OneDrive の一般的なJDBC 接続文字列です。

jdbc:onedrive:OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;OAuthCallbackURL=http://localhost:33333;InitiateOAuth=GETANDREFRESH

Microsoft OneDrive のデータへの接続性を持つJRuby アプリを作成

新しいRuby ファイル(例: OneDriveSelect.rb) を作成してテキストエディタで開き、次のコードをファイルにコピーします。

require 'java' require 'rubygems' require 'C:/Program Files/CData/CData JDBC Driver for OneDrive 2018/lib/cdata.jdbc.onedrive.jar' url = "jdbc:onedrive:OAuthClientId=MyApplicationId;OAuthClientSecret=MySecretKey;OAuthCallbackURL=http://localhost:33333;InitiateOAuth=GETANDREFRESH" conn = java.sql.DriverManager.getConnection(url) stmt = conn.createStatement rs = stmt.executeQuery("SELECT Id, Name FROM Files") while (rs.next) do puts rs.getString(1) + ' ' + rs.getString(2) end

ファイルが完成したら、コマンドラインからファイルを実行するだけでJRuby でMicrosoft OneDrive を表示できるようになります。

jruby -S OneDriveSelect.rb

SQL-92 クエリをMicrosoft OneDrive に書き込むと、Microsoft OneDrive を独自のJRuby アプリケーションに素早く簡単に組み込むことができます。今すぐ無料トライアルをダウンロードしましょう。

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