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CData ADO.NET Provider for Sage300 は、Crystal Reports for Visual Studio 開発環境に統合されています。標準のADO.NET コンポーネントを使用して、SQL Server と同じようにレポートを作成でき、さらにSage 300 とリアルタイムで連携できます。この記事では、開いたときに更新されるレポートにSage 300 のデータを追加するために必要な3つのステップを完了する方法を説明します。
Note:このチュートリアルを実行するには、Crystal Reports とVisual Studio のデベロッパーバージョンをインストールしてください。
この記事を実行するにはVisual Studio Crystal Reports プロジェクトが必要になります。この記事では、WPF アプリケーションにレポートを追加します。「File」->「New Project」とクリックし、Crystal Reports WPF Application テンプレートを選択することで、作成できます。表示されるウィザードで空のレポートを作成するオプションを選択します。
Server Explorer からSage 300 のADO.NET データソースを作成すると、Crystal Reports ウィザードおよびCrystal Reports Designer で使用できるDataSet を簡単に作成できます。Server Explorer でSage 300 のデータを操作するためのガイドは、ヘルプドキュメントの「はじめに」の章を参照してください。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
接続を構成する際に、Max Rows 接続プロパティも設定できます。これにより返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションをデザインするときのパフォーマンスを向上させることができます。
以下のステップに従ってVisual Studio ADO.NET DataSet Designer を使用し、ADO.NET DataSet オブジェクトを作成します。Crystal Reports はSage 300 テーブルのメタデータを含むDataSet オブジェクトにバインドします。またこのアプローチでは、App.config に接続文字列が追加されることに注意してください。後にこの接続文字列を使用してデータをレポートにロードします。
以下のステップに従って、DataSet からレポートにカラムを追加します。
メタデータのみを含むDataSet を作成したら、実際のデータを含むDataTable を作成する必要があります。Sage300DataAdapter を使用して、SQL クエリの結果をDataTable に入力できます。
<startup useLegacyV2RuntimeActivationPolicy="true"> <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.0"/> </startup>
Window.xaml.cs ファイルに以下の参照を追加します。
using System.Configuration; using CrystalDecisions.CrystalReports.Engine; using CrystalDecisions.Shared; using System.Data.CData.Sage300; using System.Data;
以下のWindow_Loaded メソッドをWindow.xaml.cs に追加し、DataTable を返すSQL クエリを実行します。最低でも、レポートで使用されているカラムと同じカラムは選択する必要があることに注意してください。
private void Window_Loaded(object sender, RoutedEventArgs e) { ReportDocument report = new ReportDocument(); report.Load("../../CrystalReport1.rpt"); var connectionString = ConfigurationManager.ConnectionStrings["MyAppConfigConnectionStringName"].ConnectionString; using (Sage300Connection connection = new Sage300Connection(connectionString)) { Sage300DataAdapter dataAdapter = new Sage300DataAdapter( "SELECT InvoiceUniquifier, ApprovedLimit FROM OEInvoices WHERE AllowPartialShipments = 'Yes'", connection); DataSet set = new DataSet("_set"); DataTable table = set.Tables.Add("_table"); dataAdapter.Fill(table); report.SetDataSource(table); } reportViewer.ViewerCore.ReportSource = report; }
Window.xaml ファイルでLoaded イベントを追加し、Window タグを以下のようにします。
<Window x:Class="CrystalReportWpfApplication4.Window1" xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml" xmlns:cr="clr-namespace:SAPBusinessObjects.WPF.Viewer;assembly=SAPBusinessObjects.WPF.Viewer" alt="WPF Crystal Report Viewer" Height="600" Width="800" Loaded="Window_Loaded"> ... </Window>
Chart Expert などのエキスパートとともにDataSet を使用することもできます。
Crystal Reports は、Sage 300 API などに対してGROUP BY を実行する代わりに、DataTable にロード済みのデータに対して集計を実行することに注意してください。これは、レポート作成ウィザードにも当てはまります。
別のDataSet を作成し、他のクエリを入力することで、Sage 300 に対して実行されるクエリをより細かく制御できます。ドライバのSQL エンジンの詳細については、ヘルプドキュメントを参照してください。