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こんにちは!プロダクトスペシャリストの宮本です。
データ分析基盤へのSendGrid データの取り込みのニーズが高まっています。CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをDatabricks をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードで統合・転送(複製)が可能なETL / ELT ツールです。
本記事では、SendGrid データをCData Sync を使ってDatabricks に統合するデータパイプラインを作っていきます。
CData Sync は、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、社内のデータを一か所に統合して管理できるデータ基盤をノーコードで構築できるETL / ELT ツールで、以下の特徴を持っています。
CData Sync では、1.データソースとしてSendGrid の接続を設定、2.同期先としてDatabricks の接続を設定、3.SendGrid からDatabricks への転送ジョブの作成、という3つのステップだけで転送処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。
CData Sync はフルマネージド(SaaS)型・オンプレミス型・AWS でのホスティング、と多様なホスティング環境に対応しています。各オプションで無償トライアルを提供していますので、自社のニーズにフィットするオプションを以下から選択してお試しください。
無償トライアルへまずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は、本記事の製品リンクから「CData Sync」をクリックしてCData Sync をインストールしてください。30日間の無償トライアルをご利用いただけます。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。
それでは、データソース側にSendGrid を設定していきましょう。左の「接続」タブをクリックします。
SendGrid への接続をして、機能を利用するには、User およびPassword 接続プロパティを指定します。
制限された機能への接続には、APIKey 接続プロパティを代わりに設定します。詳しくは、ヘルプドキュメントの「Sendgrid への接続」を参照してください。
次に、SendGrid データを書き込む先(=同期先)として、Databricks を設定します。同じく「接続」タブを開きます。
NOTE:必要なプロパティの値は、Databricks インスタンスでクラスターに移動して目的のクラスターを選択し、Advanced Options の下にあるJDBC/ODBC タブを選択することで見つけることができます。
CData Sync では、転送をジョブ単位で設定します。ジョブは、SendGrid からDatabricks という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。転送ジョブ設定には、「ジョブ」タブに進み、「+ジョブを追加」ボタンをクリックします。
「ジョブを追加」画面が開き、以下を入力します:
SendGrid のすべてのオブジェクト / テーブルを転送するには、「種類」セクションで「すべて同期」を選択して、「ジョブを追加」ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、右上の「▷実行」ボタンをクリックするだけで、全SendGrid テーブルのDatabricks への同期を行うことができます。
SendGrid から特定のオブジェクト / テーブルを選択して転送を行うことが可能です。「種類」セクションでは、「標準(個別設定)」を選んでください。
次に「ジョブ」画面で、「タスク」タブをクリックし、「タスクを追加」ボタンをクリックします。
するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、転送を行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。「ジョブを追加」ボタンで確定します。
作成したジョブ画面で、「▷実行」ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、転送ジョブを実行します。
このようにとても簡単にSendGrid からDatabricks への同期を行うことができました。
CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の「概要」タブから「スケジュール」パネルを選び、「⚙設定」ボタンをクリックします。「間隔」と同期時間の「毎時何分」を設定し、「保存」を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。
CData Sync では、主要なデータソースでは、差分更新が可能です。差分更新では、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、転送のクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。
差分更新を有効化するには、ジョブの「概要」タブから「差分更新」パネルを選び、「⚙設定」ボタンをクリックします。「開始日」と「転送間隔」を設定して、「保存」します。
CData Sync は、デフォルトではSendGrid のオブジェクト / テーブルをそのままDatabricks に複製しますが、ここにSQL、またはdbt 連携でのETL 処理を組み込むことができます。テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけを転送したり、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけを転送することが可能です。
ジョブの「概要」タブ、「タスク」タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の「▶」の左側のメニューをクリックし、「編集」を選びます。タスクの編集画面が開きます。
UI からカラムを選択する場合には、「カラム」タブから「マッピング編集」をクリックします。転送で使用しないカラムからチェックを外します。
SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、「クエリ」タブをクリックし、REPLICATE 「テーブル名」の後に標準SQL でフィルタリングを行います。
このようにノーコードで簡単にSendGrid データをDatabricks に転送できます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。
日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。
CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。