CData Arc を使ってGMO クラウドEC クラウドECプランの会員データをSalesforce に連携する

色川穂高 | 2022年06月09日

こんにちは。CData Software Japanの色川です。

こちら の記事で紹介したCData API Driver + API Profile により、中規模以上のEC サイト構築に適したクラウドEC システムの「GMO クラウドEC クラウドECプラン」のAPI にODBC やJDBC、ADO.NET などのDB 標準規格を通じてアクセスできるようになりました。

EC サイトの会員データを、SFA やCRM 等の業務アプリに連携したいケースは多いですよね。この記事では、さっそくAPI Profile を使って、クラウドEC システムの「GMO クラウドEC クラウドECプラン」の会員データを、Salesforce に連携してみたいと思います。

GMO クラウドEC クラウドECプランとは

GMO クラウドEC は、本格的なEC サイト構築のために必要な、インフラからショップフロント構築のノウハウを結集したソリューションでパッケージ・クラウドの両形式が提供されています。

www.cloudec.jp

その中でクラウドECプラン(以下、クラウドECプラン)は、クラウド上でフルオーダーメイドできる最新のクラウドEC システムです。中規模以上のEC サイト構築に向いており、事業者ごとの専用クラウド環境とヘッドレス構成(Headless Commerce)によって、カスタマイズへの柔軟な対応が可能になっているソリューションです。

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CData Arc とは?

ファイル転送(MFT)とSaaSデータ連携をノーコードで実現できるデータ連携ツールです。ファイル・データベース・SaaS API、オンプレミスやクラウドにある様々なデータをノーコードでつなぐ事ができます。

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この記事のシナリオ

この記事では「クラウドECプランの会員データをSalesforce のリードに連携する」シナリオを作成します。

クラウドECプラン 会員

この記事では、注文履歴のある会員情報を抽出して、有効なリード情報として連携してみます。

Salesforce リード

必要なもの

この記事では、CData Arc からSalesforce にはCData Arc 標準のSalesforce コネクタで。クラウドECプランには汎用のCData API Driver にクラウドECプラン用のAPI Profile を用意して接続します。

この記事のシナリオでは以下の製品を利用します。すべて30日間のトライアルが提供されています。ぜひお手元で試してみてください。

製品のインストール等はこちらの記事を参考にしてください。

www.cdatablog.jp

クラウドECプラン用のAPI Profile

クラウドECプラン用のAPI Profile はこちら からダウンロードできます。

ダウンロードしたAPI Profile(*.apip ファイル)を以下のフォルダに配置します。

C:\APIProfiles\GMOCloudEC.apip

クラウドECプランAPI への接続設定

クラウドECプランAPI への接続に必要な設定はこちらの記事を参考にしてください。

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CData Arc の基本的な使い方

CData Arc の起動方法や基本的なフローの作り方についてはこちらをご覧ください。

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それでは実際にそれぞれの連携フローを作成していきます。

クラウドECプランの会員データをSalesforce のリードに連携する

このシナリオで作成する連携フローは以下のような流れになっています。

  コネクタ 内容
1 CData クラウドECプランの会員データをSelect
2 XMLMap 1.で取得した情報を3.にマッピング
3 Salesforce Salesforce のリードにUpsert

CData コネクタ(クラウドECプラン)の設定

最初にフローの起点となるCData コネクタを配置し「クラウドECプランの会員データを取得」します。コアカテゴリから「CData コネクタ」を選択し、フローキャンバスへ配置します。

コネクタの設定で、クラウドECプランへの接続を設定します。データソースに CData API を選択します。

API Profile の情報はAdvanced タブで指定します。この記事では、下記のように設定します。

項目 内容
Profile C:\APIProfiles\GMOCloudEC.apip
Profile Setting Domain=管理API ホストのドメイン;ManagerId=API 接続用の管理者ID;APIKey=発行したAPI キー;

接続テストでクラウドECプランへの接続を確認します。

会員データ抽出の設定を行います。アクションに「Select」。対象テーブルに「Users」テーブルを選択します。

抽出するカラムの選択や、条件設定もここで行えます。このシナリオでは条件設定の例として、Orders とJOIN して「注文履歴のある会員」のデータを条件に指定します。このようにCData API Driver を通じてSQL でアクセスできるようになるのは本当に強力ですよね。

「XML 出力をプレビュー」で取得されるデータをプレビュー確認することができます。

設定内容で正しく取得できるか確認するために、アウトプットタブから「受信」を実行します。対象レコードが取得できていれば成功です。

Salesforce コネクタの設定

次にフローの終点となるSalesforce コネクタを配置し「Salesforce のリードへのUpsert を設定」します。その他カテゴリから「Salesforce コネクタ」を選択し、フローキャンバスへ配置します。

接続 でSalesforce の接続情報を作成します。ここで作成した接続情報は同じSalesforce 組織に接続するSalesforce コネクタで共有することができます。

アクションに「Upsert」。対象テーブルに「Lead」を選択します。

XML Map の設定

このフローの最後に、CData コネクタ(GMO クラウドEC)から取得する情報を、Salesforce コネクタにマッピングします。コアカテゴリから「XML Map」コネクタを配置します。

フローキャンバスの中で、CData コネクタ(GMO クラウドEC)からXML Map コネクタに。XML Map コネクタからSalesforce コネクタへフローを繋ぎます。これで双方のデータ構成(スキーマ)がXML Map コネクタで認識できるようになります。

XML Map の設定でそれぞれの項目をマッピングしていきます。

(マッピング設定)

同じ「会員」の情報でも、アプリケーションやサービスによりデータ構造が異なる事が多いですよね。例えば、名前が単一項目だったり、姓・名で分かれていたり、などは良くある例かと思います。

このシナリオでは、クラウドECプランの会員情報をSalesforce のリードに連携する際、名前に関する項目を加工しながらマッピングしています。なお、XML Map では同じ名前を持つ項目は自動的にマッピングが支援されます。

GMO クラウドEC Salesforce 加工ルール
Name FirstName " "区切りで2番目の要素
LastName " "区切りで最初の要素

今回のような例(空白区切りで姓・名への分割)であれば、CData Arc では文字列フォーマッタの split() を利用することができます。

[xpath(Name) | split(' ', 1)]

XML Map で提供される式エディタを使ったマッピング設定は、データ項目やフォーマッタの選択支援機能もありますので、使い始めるのも簡単です。

このシナリオでは比較的シンプルなマッピングをしてみましたが、CData Arc でのデータマッピングや変換について興味のある方はこちらを併せてごらんください。

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これで「クラウドECプランの会員データを、Salesforce のリードへ連携する」フローができあがりました。

連携フローの実行と確認

作成したフローを実行して確認してみましょう。

起点となるCData コネクタ(GMO クラウドEC)からフローを実行してみます。アウトプットタブから「受信」を実行します。

フローの終点となるSalesforce コネクタのインプットタブの結果を確認します。Salesforce への更新実行の成功が確認できます。

Salesforce のリードに連携されていることが確認できます。

シナリオの自動実行

CData Arc ではフローを定期実行するスケジューラ機能を持っています。今回のシナリオであれば、それぞれのフローの起点となるコネクタの「オートメーション」タブで設定することができます。1時間に1度、毎時0分に定期実行する場合は、このように設定します。

おわりに

この記事では会員データを例にフローを作成しましたが、CData Arc とCData Driver を組み合わせれば、会員データに限らず、クラウドECプランとのデータ連携をノーコード&ローコストで実現することができます。

CData Arc はシンプルで拡張性の高いコアフレームワークに、豊富なMFT・EDI・エンタープライズコネクタを備えたパワフルな製品です。CData Drivers との組み合わせで250を超えるアプリケーションへの連携を実現できます。必要な連携を低価格からはじめられる事も大きな特長です。

皆さんのつなぎたいシナリオでぜひ CData Arc を試してみてください。

arc.cdata.com

お試しいただく中で何かご不明な点があれば、テクニカルサポートへお気軽にお問い合わせください。

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この記事では CData Arc™ 2021 - 21.0.8126 を利用しています。